文献
J-GLOBAL ID:201702277423975011   整理番号:17A0629411

石川県産レンコンから分離した澱粉の性質について

著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 57-62  発行年: 2017年05月20日 
JST資料番号: L7982A  ISSN: 2185-6427  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,石川県の同じ圃場で収穫された支那白花種と金澄20号種レンコンの可食部から分離した澱粉の物理化学的な性質を比較した。両レンコン澱粉のRVAの最高粘度を比較してみると,支那白花は244RVU(77.4°C),金澄20号が240RVU(79.0°C)であった。次に,B型回転粘度計を用いて65°Cにおける粘度を測定してみると,支那白花は3,410mPa・s,金澄20号は2,030mPa・sであった。ところが,60°Cにおける粘度を分析してみると,支那白花は2,720mPa・sであったが,金澄20号は16mPa・sであった。以上の結果から,支那白花種由来レンコン澱粉は,金澄20号種レンコン由来澱粉よりも低温で粘性を発現しやすいという性質が明らかとなった。次に,両澱粉のアミロペクチンを構成する分岐鎖の鎖長分布を比較すると,重合度10以下は支那白花澱粉の方が多かったが,重合度11から重合度30までは金澄20号澱粉の方が多かった。以上の結果から,両澱粉の糊化および粘度特性の差異に寄与している要因として,アミロペクチンの鎖長分布の差異が原因の1つであると考えられた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜とその加工品 
引用文献 (20件):
  • 1) 加賀野菜(知る) 金沢市農産物ブランド協会.http://www.kanazawa-kagayasai.com/kagayasai/ (2017 年1 月11 日取得)
  • 2) 家計調査(家計収支編) 総務省統計局. http://www.stat.go.jp/data/kakei/2.htm (2017 年1 月11 日取得)
  • 3) タキイ種苗編:加賀レンコン.「都道府県別地方野菜大全」,農山漁村文化協会,東京,pp. 139-140 (2002).
  • 4) 南川勝次:レンコン= 植物としての特性.「野菜全書マメ類・イモ類・レンコン-基礎生理と応用技術-」,農山漁村文化協会編,農山漁村文化協会,東京,pp. 744-745 (1983).
  • 5) J.-I. Masuda, T. Urakawa, Y. Ozaki and H Okubo: Short photoperiod induces dormancy in lotus (Nelumbo nucifera). Ann. Bot., 97, 39-45 (2006).
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る