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J-GLOBAL ID：201702277679824914   整理番号：17A0148738

2.Mn酸化物の特異な電気化学的挙動から見えてきた高活性酸素発生触媒の創製への指針

著者 (4件)： 高嶋敏宏 (山梨大学) ,  山口晃 (東京工業大学) ,  橋本和仁 (物質・材料研究機構) ,  中村龍平 (理研環境資源科学研究センター)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 85  号： 1  ページ： 34-39(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2つの水分子から4つの電子と4つのプロトンを引き抜く酸素発生反応(OER)のための電極触媒の開発指針について展望した。Mn触媒の活性支配因子の解明(人工Mn触媒と生体Mn触媒の相違,MnO₂電極触媒におけるOERの中間体,光化学系IIにおけるMn³⁺の不均化安定性),Mn³⁺の不均化抑制による高活性化(配位子場の非対称化を利用した不均化抑制,プロトン共役電子移動誘起による高機能化,触媒粒子のナノ微細化によるMn³⁺の安定性向上),新設計指針の他元素への汎用性の実証,について述べた。

シソーラス用語： *酸化マンガン ,  活性酸素 ,  *化学反応 ,  触媒活性 ,  *電極触媒 ,  *酸素 ,  光化学系II ,  バイオ触媒 ,  反応中間体 ,  不均化 ,  配位子場 ,  非対称性 ,  電子移動 ,  *触媒設計
準シソーラス用語： *酸素発生反応 ,  生体触媒 ,  プロトン共役電子移動

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  電気化学反応  (CB07050F)

引用文献 (28件)：

• 1) I. Vass and S. Styring, Biochemistry, 30, 830 (1991).
• 2) G. Anayev and G. C. Dismukes, Photosynth. Res., 84, 355 (2005).
• 3) G. C. Dismukes, R. Brimblecombe, G. N. Felton, R. Pryadun, J. Sheats, L. Spiccia, and G. Seiegers, Acc. Chem. Res., 42, 1935 (2009).
• 4) J. Suntivich, K. J. May, H. A. Gasteiger, J. B. Goodenough, and Y. Shao-Horn, Science, 334, 1383 (2011).
• 5) S. Raabe, D. Mierwaldt, J. Ciston, M. Uijttewaal, H. Stein, J. Hoffmann, Y. Zhu, P. Blöchl, and C. Jooss, Adv. Funct. Mater., 22, 3378 (2012).

タイトルに関連する用語 (6件)： Mn酸化物 ,  電気化学的挙動 ,  活性酸素発生 ,  触媒 ,  創製 ,  指針