文献

J-GLOBAL ID：201702278402968102   整理番号：17A0253838

ヒト筋管細胞およびHepG2細胞におけるグルコースと脂肪酸の取込みに対するニワトコ花由来のフェノール化合物の効果

Effect of Phenolic Compounds from Elderflowers on Glucose- and Fatty Acid Uptake in Human Myotubes and HepG2-Cells

著者 (4件)： HO Giang Thanh Thi (Univ. Oslo, Oslo, NOR) ,  KASE Eili Tranheim (Univ. Oslo, Oslo, NOR) ,  WANGENSTEEN Helle (Univ. Oslo, Oslo, NOR) ,  BARSETT Hilde (Univ. Oslo, Oslo, NOR)
資料名： Molecules (Web)  (Molecules (Web))
巻： 22  号： 1  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U7014A  ISSN： 1420-3049  CODEN： MOLEFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2型糖尿病(T2D)では骨格筋と肝臓のような組織に進行性の代謝障害が現れ,そしてこれらの組織ではインスリンに対する応答性が低くなり,高血糖に至る。本研究では,HepG2肝癌細胞株とヒト骨格筋細胞を用いて,ニワトコの花からの抽出物によるグルコースとオレイン酸の取込みの促進と,成分および代謝産物をin vitroで試験した。粗抽出物の中で,96%EtOH抽出物がヒト骨格筋細胞とHepG2細胞におけるグルコースとオレイン酸の取込みを最も大きく上昇させた。この中に含まれるフラボノイド類とフェノール性酸類はグルコースと脂肪酸の取込みの用量依存的で強力な刺激剤であった。大部分のフェノール成分および数種の代謝産物は高い抗酸化活性を示し,そしてアカルボースよりもかなり高いα-アミラーゼおよびα-グルコシダーゼ阻害活性を示した。したがってニワトコの花は糖尿病に対する機能性食品として役立つかもしれない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *スイカズラ科 ,  ヒト ,  筋管 ,  *HepG2細胞 ,  脂肪酸 ,  細胞生理 ,  取込 ,  *フェノール類 ,  *2型糖尿病 ,  *骨格筋 ,  肝臓 ,  *代謝異常 ,  感受性 ,  高血糖症 ,  抽出液 ,  in vitro実験 ,  成分 ,  *フラボノイド ,  依存性 ,  代謝産物 ,  *活性 ,  酵素阻害剤 ,  *血糖降下薬 ,  予防医学 ,  機能性食品 ,  バイオアッセイ ,  植物成分 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  不飽和脂肪酸 ,  オレフィン化合物 ,  アミノ糖 ,  脂環式化合物 ,  デオキシ糖 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  三糖類 ,  第二アミン ,  ポリオール ,  ケトン
準シソーラス用語： ニワトコ属 ,  *セイヨウニワトコ ,  筋管細胞 ,  *HepG2 ,  脂肪酸類 ,  細胞取込 ,  フェノール化合物 ,  *代謝障害 ,  インスリン感受性 ,  高血糖 ,  植物抽出物 ,  in vitro研究 ,  エタノール抽出物 ,  *フラボノイド類 ,  用量依存性 ,  *抗酸化活性 ,  α-アミラーゼ阻害剤 ,  αグルコシダーゼ阻害剤 ,  糖尿病予防 ,  DPPHラジカル消去活性

分類 (5件)： 生体物質一般  (EB02010G) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  ピランの縮合誘導体  (CF07093I) ,  糖質代謝作用薬の基礎研究  (GW13020Q)

物質索引 (15件)： グルコース ,  オレイン酸 ,  アカルボース ,  クエルセチン ,  クエルセチン3-O-グルコシド ,  クエルセチン3-O-ラムノシド ,  クエルセチン3-O-ルチノシド ,  ケンプフェロール ,  カテキン ,  エピカテキン ,  クロロゲン酸 ,  安息香酸 ,  3-ヒドロキシフェニル酢酸 ,  3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸 ,  4-メチルカテコール

タイトルに関連する用語 (8件)： ヒト ,  筋管細胞 ,  HepG2細胞 ,  グルコース ,  脂肪酸 ,  取込み ,  花 ,  フェノール化合物