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J-GLOBAL ID：201702280407675791   整理番号：17A1619247

下水越流水が東横堀川の水質に及ぼす影響と雨水貯留管供用による改善効果の細菌叢を指標にした評価

BACTERIAL COMMUNITY COMPOSITION MONITORING FOR THE IMPACT OF COMBINED SEWER OVER-FLOW INTO HIGASHIYOKOBORI-GAWA WATERWAY, AND ITS REMEDIAL EFFECTS BY BUILDING A STORMWATER STORAGE PIPE

著者 (8件)： 松井一彰 (近畿大学 理工学部社会環境工学科) ,  横山雄一 (近畿大学学部 理工学部社会環境工学科) ,  亀井訓平 (近畿大学学部 理工学部社会環境工学科) ,  中口譲 (近畿大学 理工学部理学科化学コース) ,  江口充 (近畿大学 農学部水産学科) ,  谷口亮人 (近畿大学 農学部水産学科) ,  竹原幸生 (近畿大学 理工学部社会環境工学科) ,  麓隆行 (近畿大学 理工学部社会環境工学科)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 3  ページ： 134-142(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 合流式下水道越流水(Combined Sewer Overflow: CSO)が都市河川に及ぼす影響と,大規模雨水貯留管(平成の太閤下水)の供用による改善効果の評価を目的に,降雨時の東横堀川(大阪市)にて細菌叢を指標とした水質調査を実施した.東堀橋地点では,4.0 mm/hを越える降雨時にCSOが原因と思われる懸濁態物質濃度の上昇と,それに伴う細菌叢の変化が確認された.しかしこのとき確認された河川中の細菌叢は,下水処理場で入手した処理前下水の細菌叢とは異なるものであった.雨水貯留管供用後も降雨時に河川水の電気伝導度が増加したが,それに伴った河川中の細菌叢の変化は確認されなかった.雨水貯留管の供用は,CSO流入を抑制することで,河川水質の改善や河川微生物群集攪乱の緩和に効果があると考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *都市河川 ,  合流式下水道 ,  *越流 ,  下水管 ,  *水質 ,  降雨 ,  ミクロフローラ ,  水質調査 ,  懸濁物質 ,  河川水 ,  電気伝導率 ,  改良
準シソーラス用語： CSO【下水道】 ,  雨水貯留管 ,  *河川水質 ,  *合流式下水道越流水 ,  細菌叢 ,  水質改善 ,  東横堀川

著者キーワード (4件)： combined sewer overflow ,  stormwater storage pipe ,  bacterial community composition ,  urban river

分類 (1件)： 河川汚濁  (SB02020F)

引用文献 (20件)：

• 1) 大阪府:公共用水域の水質等調査結果,http://www.pref.osaka.lg.jp/kankyohozen/osaka-wan/kokyo-status.html (2016年10月確認)
• 2) 中谷祐介,今福大智,根井大輝,岡田浩明,西田修三:東横堀川における貧酸素化抑制に向けた水質浄化運転の評価検討,土木学会論文集B1(水工学),Vol. 72, pp. I_973-I_978, 2016.
• 3) 財団法人琵琶湖・淀川水質保全機構:東横堀川・道頓堀川,琵琶湖・淀川 里の川をめぐる~ちょっと大人の散策ブック~,財団法人琵琶湖・淀川水質保全機構,2011.
• 4) 稲垣勝伸:大規模貯留管による合流式下水道改善,下水道協会誌,Vol. 50, pp. 15-18, 2013.
• 5) 臼田利之:道頓堀川の水質保全に大きな力を発揮 平成の太閤下水を建設する-北浜逢阪貯留管築造工事-,土木施工,Vol. 52, pp. 36-39, 2011.

タイトルに関連する用語 (10件)： 下水 ,  越流水 ,  東横堀川 ,  水質 ,  雨水貯留管 ,  供用 ,  改善効果 ,  細菌叢 ,  指標 ,  評価