抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ICT技術の長足の進歩が社会を変革している。その基盤を成すのが情報インフラであり急激な情報量の増加が続いている。情報ストレージ技術においても,垂直磁気記録の技術革新を経てこの巨大な情報を蓄積するためのディスク装置やテープ装置の高面密度化が続いている。現状のペースを考えると今後の10年間で人類が生成する総情報量は1ヨッタバイト(10
24バイト)に達する可能性が高い。その増加の割合は非常に大きくムーア則やストレージ技術の進歩を上回っており,今後も継続して情報量が拡大することを考えると,演算・伝送・蓄積のICT技術における情報処理能力は増加する情報量に対して能力不足が著しくなる可能性が高い。本報告においては,この巨大情報量に対する情報ストレージ技術の大容量化を概括し今後のストレージ技術の可能性を議論する。さらには,来るべきヨッタバイト時代の情報処理パラダイムとして情報の質や価値を理解して情報処理の優先度を決める新しいインフォマティクスとそれによる情報処理技術の必要性を指摘する。(著者抄録)