抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,東京帝国大学理科大学附属植物園におけるロックガーデンの整備について報告した。先ず,東京大学大学院理学系研究科附属植物園(東京都文京区白山)は,平成24(2012)年9月19日,国の名勝及び史蹟に指定されていること,本稿では,大正2(1913)年より年々拡張されたとされる小石川本園のロックガーデンが,いかなる施設でどのような背景のもとに整備が進められたかを明らかにしたいこと等を報告した。次に,明治後期におけるロックガーデンの計画,大正前期におけるロックガーデンの竣成,大正中,後期におけるロックガーデンの改修について報告した。最後に,小石川本園のロックガーデンは,温室や花壇等と同様,園内を美的に整備する方針の中で,その整備が進められたと位置付けることができるが,現在,小石川本園では,基礎の一部保存等,歴史性を踏まえた公開温室の更新が進められていること等を報告した。