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J-GLOBAL ID：201702287697212647   整理番号：17A0799750

日米科学技術協力事業PHENIX計画-前半の成果と後半の研究計画-5.タスク3 トリチウム挙動および中性子照射効果

著者 (11件)： 大矢恭久 (静岡大) ,  波多野雄治 (富山大) ,  片山一成 (九大) ,  山内有二 (北大) ,  信太祐二 (北大) ,  大塚哲平 (近畿大) ,  近田拓未 (静岡大) ,  原正憲 (富山大) ,  大宅諒 (大阪大) ,  上田良夫 (大阪大) ,  外山健 (東北大)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 93  号： 3  ページ： 139-143  発行年： 2017年03月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原型炉プラズマ対向材料は極めて高いフラックスのD/Tプラズマに高温で長時間曝露されることから,大量のトリチウムが材料中に蓄積するとともに,冷却材へ透過することが懸念される。PHENIX計画タスク3では原型炉を想定した高温下における中性子照射タングステン(W)のトリチウム滞留と透過挙動を明らかにすることを目的に研究を進めており,これまでに,高温で鉄イオンを照射した場合には,室温で照射したのち同じ温度でアニール(熱処理)した場合に比べ,重水素の滞留量が大きく減少することを明らかにした。これは,高温照射中の欠陥のダイナミックな回復によるものである。水素同位体透過挙動では,温度によりトリチウムの拡散経路が変化することが実験的に初めて示された。また,鉄イオン照射Wやヘリウム(He)イオン照射Wでは低温で透過率が低下することが示唆された。現在,オークリッジ国立研究所で中性子照射を行っており,今後は中性子照射材中の水素同位体滞留・拡散・透過挙動をさらに詳細に明らかにしていく計画である。(著者抄録)

シソーラス用語： *中性子照射 ,  照射損傷 ,  *三重水素 ,  放射線効果 ,  *タングステン ,  プラズマ曝露 ,  水素透過 ,  ヘリウム ,  *プラズマ対向材料 ,  流体
準シソーラス用語： トリチウム ,  照射効果 ,  水素保有 ,  *PHENIX ,  冷却材

分類 (1件)： 核融合装置  (BJ02083Z)

引用文献 (17件)：

• Y. Ueda et al., Fusion Eng. Des. 89, 901 (2014).
• Y. Oya et al., Fusion Eng. Des. 13, 211 (2016).
• T. Muroga et al., Fusion Sci. Technol. 60, 321 (2011).
• M. Shimada et al., Nucl. Fusion 55, 013008 (2015).
• Y. Hatano et al., Nucl. Fusion 53, 073006 (2013).

タイトルに関連する用語 (12件)： 米 ,  科学 ,  協力 ,  事業 ,  計画 ,  成果 ,  研究 ,  タスク ,  トリチウム ,  挙動 ,  中性子 ,  照射効果