文献

J-GLOBAL ID：201702290445190928   整理番号：17A1407276

胃癌の予防:ヘリコバクター・ピロリの根絶とその後

Prevention of Gastric Cancer: Eradication of Helicobacter pylori and Beyond

著者 (5件)： TSUKAMOTO Tetsuya (Fujita Health Univ. School of Medicine, Toyoake, JPN) ,  NAKAGAWA Mitsuru (Fujita Health Univ. School of Medicine, Toyoake, JPN) ,  KIRIYAMA Yuka (Fujita Health Univ. School of Medicine, Toyoake, JPN) ,  TOYODA Takeshi (National Inst. of Health Sci., Tokyo, JPN) ,  CAO Xueyuan (Jilin Univ., Changchun, CHN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 8  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 胃癌は,その罹患率は低下しているが依然として重大な国民の健康上の問題である。バクテリア・ヘリコバクター・ピロリはヒトの胃に定着し,慢性萎縮性胃炎,腸上皮化生,および胃癌を誘発することが知られている。スナネズミモデルを用いた結果は,H.pylori感染が発癌物質誘発腺癌の発生率を増加させ,一方H.pyloriの治療的処理は癌発生率を大きく低下させることを明らかにした。さらに,複数の疫学研究はH.pyloriの根絶がヒトの異時性癌の発生を削減することを示す。しかし,他の報告は萎縮性化生性胃炎のヒト症例が,これらの細菌の根絶後でさえすでに胃癌発症のリスクがあると警告している。本論文では,H.pylori根絶の有効性と胃異形成/癌病変で起こる形状変化について考察する。さらに,様々な化学予防薬を用いた癌の制御を評価する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *予防 ,  *胃腫瘍 ,  *除菌 ,  Helicobacter pylori ,  スナネズミ ,  腺癌 ,  胃炎 ,  萎縮症 ,  成長異常 ,  抗腫瘍薬
準シソーラス用語： *癌予防 ,  *ヘリコバクターピロリ除菌 ,  萎縮性胃炎 ,  異形成 ,  発癌予防薬

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  消化器の腫よう  (GH04000D)

タイトルに関連する用語 (3件)： 胃癌 ,  予防 ,  ヘリコバクター・ピロリ