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J-GLOBAL ID：201702297934470041   整理番号：17A0186153

環境・エネルギーに関わるセラミックスの界面設計 その場断面KPFM法を用いた全固体型リチウムイオン電池の内部電位計測

著者 (5件)： 増田秀樹 (National Inst. for Materials Sci.) ,  石田暢之 (National Inst. for Materials Sci.) ,  小形曜一郎 (TAIYO YUDEN CO., LTD.) ,  伊藤大悟 (TAIYO YUDEN CO., LTD.) ,  藤田大介 (National Inst. for Materials Sci.)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 52  号： 2  ページ： 96-99  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 全固体リチウムイオン二次電池(LIB)の固体電解質には,活物質と固体電解質界面で発生する高いイオン伝導抵抗のため,低出力密度という不利益が残されている。ケルビンプローブフォース顕微鏡(KPFM)は,電子,イオンデバイスの電位分布計測に用いられている。本稿では,その場断面KPFMを用いて,複合電極中の電極-電解質界面の電位分布の充電による変化を直接的に可視化する技術を紹介した。Arイオンミリングによる断面加工と大気非暴露搬送システムを組合せたその場KPFMを用い,複合正極中の電位分布と,充電反応に起因する変化を可視化した。1)全固体LIBの作製と断面加工手法:試料作成,KPFM計測,走査型電子顕微鏡-エネルギー分散X線分光(SEM-EDS),2)断面KPFMによる電位分布その場観察。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  電池 ,  固体電解質 ,  *電位分布 ,  その場観察 ,  *可視化 ,  顕微鏡観察 ,  Kelvin法 ,  イオンエッチング ,  試料採取 ,  リン酸塩 ,  リチウム化合物 ,  アルミニウム化合物 ,  チタン化合物 ,  充放電サイクル ,  電子顕微鏡観察 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  電圧
準シソーラス用語： リチウムイオン二次電池 ,  全固体電池 ,  *Kelvinプローブフォース顕微鏡法 ,  イオンミリング ,  走査電子顕微鏡法 ,  電位差

分類 (2件)： 二次電池  (YB04030K) ,  顕微鏡法  (BK01040E)

引用文献 (30件)：

• J. B. Goodenough and Y. Kim, Chem. Mater., 22, 587 (2010).
• A. G. Ritchie, J. Power Sources, 136, 285 (2004).
• K. Takada, N. Ohta, L. Zhang, K. Fukuda, I. Sakaguchi, R. Ma, M. Osada and T. Sasaki, Solid State Ionics, 179, 1333 (2008).
• N. Ohta, K. Takada, L. Zhang, R. Ma, M. Osada and T. Sasaki, Adv. Mater., 18, 2226 (2006).
• K. Takada, N. Ohta and Y. Tateyama, J. Inorg. Organometal. Polymer. Mater., 25, 205 (2015).

タイトルに関連する用語 (9件)： 環境 ,  エネルギー ,  セラミックス ,  界面 ,  設計 ,  KPFM ,  全固体 ,  リチウムイオン電池 ,  電位計測