特許
J-GLOBAL ID:201703000882725993

しわ発生の少ない紙成形体の製造方法とその製造品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 藤本 信男 ,  大城 重信 ,  山田 益男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-208294
公開番号(公開出願番号):特開2017-035892
出願日: 2016年10月25日
公開日(公表日): 2017年02月16日
要約:
【課題】本発明の目的は、絞り加工により紙を主体とするブランクの外周縁部を立ち上がり形状に成形したものにおいて、紙コップ等の紙容器の底部部材に用いた場合に漏れや、接着状態の不安定の要因となるしわの発生をなくし、加工部に生じるしわの少ない紙成形体とその製造方法を提供することにある。【解決手段】本発明の紙成形体を製造する方法は、紙を主体とする一枚のブランク6aをパンチ3,4とダイス1,2で絞り加工するものであって、ブランクの外周縁部をしわ押さえ部材5とダイス天面とで加圧して押さえる機構を備え、該しわ押さえ部材の圧力を前記ダイスのブランク引張強度に対するしわ押さえ圧力の割合としわ発生開始高さの関係特性において、しわ発生開始高さが求められるしわ発生のない高さ寸法を越えるしわ押さえ圧力の割合値以上12%以下としたことを特徴とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
紙を主体とする一枚のブランクからパンチとダイスでその外周縁部を立ち上がり形状の壁部に絞り加工する方法において、ブランクの外周縁部をしわ押さえ部材とダイス天面とで加圧して押さえる機構を用い、該しわ押さえ部材の圧力をしわ発生開始高さについては閾値3mmを越えるしわ押さえ圧力の割合値以上、前記ブランクの抄紙方向の垂直方向へのブランク引張強度に対するしわ押え圧力の割合については12%以下の範囲とし、 前記パンチの先端部の曲率半径Rbが、ブランクの厚さをtとしたとき、0.3t〜6tとなるように設定し、前記パンチの先端部に続く外周面に逃がしテーパー角度0.1°〜5°を設けてパンチ及びダイスを用いて絞り加工することを特徴とする紙成形体を製造する方法。
IPC (1件):
B31B 50/59
FI (1件):
B31B43/00 301
Fターム (7件):
3E075AA07 ,  3E075AA24 ,  3E075BA30 ,  3E075CA01 ,  3E075DC70 ,  3E075FA05 ,  3E075GA03
引用特許:
審査官引用 (5件)
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