特許
J-GLOBAL ID:201703006964716060
使用済みリチウムイオン電池からの有価物回収方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (5件):
志賀 正武
, 寺本 光生
, 松沼 泰史
, 細川 文広
, 大浪 一徳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-056258
公開番号(公開出願番号):特開2017-174517
出願日: 2016年03月18日
公開日(公表日): 2017年09月28日
要約:
【課題】正極活物質として、熱分解反応により磁性酸化物を生成するリチウム化合物を用いたリチウムイオン電池から集電体として利用されている銅とアルミニウムが精度よく選別でき、さらに活物質成分を微粉として回収することができる使用済みリチウムイオン電池から有価物を回収する方法を提供する。【解決手段】放電工程S01と、熱分解工程S02と、一次破砕工程S03と、一次篩分工程S04と、二次破砕工程S05と、二次篩分工程S06と、一次磁力選別工程S07と、二次磁力選別工程S08と、比重選別工程S09と、磁性酸化物回収工程S10と、を備え、熱分解工程S02にて、正極に含まれているリチウム化合物を磁性酸化物とし、二次磁力選別工程S08にて、磁性酸化物を含む磁着物と非磁着物とに分離し、比重選別工程S09にて、非磁着物に対して比重選別を行って、銅箔を含む高比重産物とアルミニウム箔を含む低比重産物とに分離する方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
外装材と、この外装材に収容された、銅箔および負極活物質を含む負極と、アルミニウム箔および正極活物質を含む正極と、セパレータと、電解液とを含み、正極活物質が熱分解反応により磁性酸化物を生成するリチウム化合物を含むリチウムイオン電池から銅箔とアルミニウム箔と活物質を回収する使用済みリチウムイオン電池からの有価物回収方法であって、
前記リチウムイオン電池を放電させる放電工程と、
前記リチウムイオン電池を加熱して、前記セパレータと前記電解液とを分解除去すると共に、前記正極に含まれている前記リチウム化合物を磁性酸化物とする熱分解工程と、
前記リチウムイオン電池の前記外装材を破砕して、一次破砕物を得る一次破砕工程と、
前記一次破砕物に対して篩選別を行って、一次篩上産物と一次篩下産物とに分離する一次篩分工程と、
前記一次篩上産物を粉砕して、二次破砕物を得る二次破砕工程と、
前記二次破砕物に対して篩選別を行って、二次篩上産物と二次篩下産物とに分離する二次篩分工程と、
前記二次篩上産物に対して磁力選別を行なって鉄製の部材を回収する一次磁力選別工程と、
前記二次篩上産物に対して表面磁束密度が1000ガウス以上15000ガウス未満の磁力を用いて磁力選別を行って、前記磁性酸化物を含む磁着物と、非磁着物とに分離する二次磁力選別工程と、
前記非磁着物に対して比重選別を行って、前記銅箔を含む高比重産物と前記アルミニウム箔を含む低比重産物とに分離する比重選別工程と、
を備えることを特徴とする使用済みリチウムイオン電池からの有価物回収方法。
IPC (8件):
H01M 10/54
, C22B 1/02
, C22B 7/00
, C22B 15/00
, C22B 21/00
, B09B 5/00
, B03C 1/00
, B09B 3/00
FI (10件):
H01M10/54
, C22B1/02
, C22B7/00 C
, C22B15/00
, C22B21/00
, B09B5/00 Z
, B03C1/00 B
, B03C1/00 Z
, B09B3/00 303Z
, B09B3/00 Z
Fターム (29件):
4D004AA23
, 4D004AC05
, 4D004CA04
, 4D004CA08
, 4D004CA09
, 4D004CA24
, 4D004CA36
, 4D004CA50
, 4D004CB13
, 4D004CB31
, 4D004DA03
, 4D004DA06
, 4D004DA20
, 4K001AA02
, 4K001AA09
, 4K001AA10
, 4K001BA22
, 4K001CA01
, 4K001CA02
, 4K001CA03
, 4K001CA04
, 4K001CA16
, 4K001GA01
, 4K001GA07
, 4K001GA09
, 4K001GA19
, 5H031HH01
, 5H031HH06
, 5H031RR02
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (12件)
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引用文献:
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