特許
J-GLOBAL ID:201703011145208653

同種移植に適合するT細胞を作製するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (12件): 清水 初志 ,  春名 雅夫 ,  山口 裕孝 ,  刑部 俊 ,  井上 隆一 ,  佐藤 利光 ,  新見 浩一 ,  小林 智彦 ,  小寺 秀紀 ,  大関 雅人 ,  五十嵐 義弘 ,  川本 和弥
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-556702
公開番号(公開出願番号):特表2017-508468
出願日: 2015年03月11日
公開日(公表日): 2017年03月30日
要約:
本発明は、操作されたT細胞、それらを調製するための方法、および特に免疫療法用の医薬としてのそれらの使用に関する。本発明の操作されたT細胞は、例えば、β2-ミクログロブリン(B2M)をコードする遺伝子および/もしくはクラスII主要組織適合遺伝子複合体トランスアクチベーター(CIITA)をコードする遺伝子をDNA切断によって選択的に不活性化することができるレアカットエンドヌクレアーゼを用いることによって、またはB2Mおよび/もしくはCIITAの発現を阻害する核酸分子を用いることによって、B2Mおよび/またはCIITAの発現が阻害されていることを特徴とする。前記T細胞がさらに非アロ反応性になるように、T細胞受容体の成分をコードする少なくとも1種類の遺伝子が、例えば、前記TCR成分をコードする遺伝子をDNA切断によって選択的に不活性化することができるレアカットエンドヌクレアーゼを用いることによって不活性化される。さらに、宿主生物における、これらの改変されたT細胞の生存を延ばすために、これらの改変されたT細胞上で免疫抑制ポリペプチドを発現させることができる。このような改変されたT細胞は、特に、宿主の免疫系による拒絶反応のリスクと移植片対宿主病を発症するリスクが両方とも低いので、同種移植に特に適している。本発明は、癌、感染症、および自己免疫疾患を処置するためのT細胞を用いた標準的で手頃な価格の養子免疫療法戦略への道を開く。
請求項(抜粋):
(a)T細胞を準備する工程、ならびに (b)β2-ミクログロブリン(B2M)をコードする遺伝子および/またはクラスII主要組織適合遺伝子複合体トランスアクチベーター(CIITA)をコードする遺伝子をDNA切断によって選択的に不活性化することができるレアカットエンドヌクレアーゼを用いることによって、該T細胞における該B2Mおよび/またはCIITAの発現を阻害する工程 を含む、操作されたT細胞を調製するための方法。
IPC (6件):
C12N 5/078 ,  A61K 35/17 ,  A61P 31/12 ,  A61P 35/00 ,  A61P 35/02 ,  C12N 5/10
FI (6件):
C12N5/0783 ,  A61K35/17 Z ,  A61P31/12 ,  A61P35/00 ,  A61P35/02 ,  C12N5/10
Fターム (21件):
4B050CC07 ,  4B050DD07 ,  4B050LL10 ,  4B065AA90X ,  4B065AA92X ,  4B065AA94X ,  4B065AC20 ,  4B065BA01 ,  4B065CA44 ,  4C087AA01 ,  4C087AA03 ,  4C087BB37 ,  4C087CA12 ,  4C087NA14 ,  4C087ZB26 ,  4C087ZB27 ,  4C087ZB33 ,  4H045AA10 ,  4H045BA10 ,  4H045CA40 ,  4H045DA89
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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引用文献:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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