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J-GLOBAL ID：201802213053587001   整理番号：18A2205499

金属・半導体のアノード酸化研究の最前線 アノード酸化の光触媒への応用

著者 (3件)： 辻悦司 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  青木芳尚 (北大 大学院工学研究院) ,  幅崎浩樹 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 69  号： 12  ページ： 609-612  発行年： 2018年12月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・リン酸塩を含む高温グリセリン電解液中のアノード酸化で得られる結晶性TiO₂メソポーラス(TMP)皮膜の合成と特徴,生成挙動,特異構造を活かした光触媒への応用について解説。
・高温リン酸塩含有有機電解液で生成したアノード酸化皮膜は,フッ化物含有電解液中で得られる皮膜と異なり,10nm程度のTMP皮膜であり,生成電圧を上げることにより結晶化が進行。
・結晶性TMP皮膜の生成挙動について解説し,高リン酸塩系では水酸化物イオンなどの酸素種の溶液中の拡散過程が反応律速過程であることを提示。
・リン酸塩の混合比を変化して塩基度を制御することによるメソ細孔形状の制御,高規則性TMP皮膜の選択的光有機物分解反応への応用について紹介。

シソーラス用語： 酸化チタン ,  アノード酸化 ,  *陽極酸化皮膜 ,  *光触媒 ,  触媒活性 ,  光触媒反応 ,  接触分解 ,  電解液 ,  リン酸塩 ,  結晶化 ,  拡散律速反応 ,  塩基度 ,  細孔構造 ,  分解反応 ,  細孔径 ,  細孔径分布 ,  比表面積 ,  選択性 ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： *メソポーラスチタニア ,  陽極酸化膜 ,  光触媒活性 ,  光触媒分解 ,  有機物分解 ,  サイズ選択性

分類 (2件)： 化成処理  (WC08050J) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (3件)： グリセリン ,  メチレンブルー ,  ダイレクトレッド80

引用文献 (25件)：

• 1)M. Assefpour-Dezfuly, C. Vlachos, E. H. Andrews ; J. Mater. Sci., 19, 3626(1984).
• 2)A. Ghicov, P. Schmuki ; Chem. Commun., 0, 2791(2009).
• 3)I. Paramasivam, H. Jha, N. Liu, P. Schmuki ; Small, 8, 3073(2012).
• 4)H. Habazaki, M. Teraoka, Y. Aoki, P. Skeldon, G. E. Thompson ; Electrochim. Acta, 55, 3943(2010).
• 5)Y. Taguchi, E. Tsuji, Y. Aoki, H. Habazaki ; Appl. Surf. Sci., 258, 9810(2012).

タイトルに関連する用語 (4件)： アノード酸化 ,  研究 ,  光触媒 ,  応用