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J-GLOBAL ID:201802215402139788   整理番号:18A1418331

無機塩の段階的添加による破砕汚泥の沈降性能の向上

Improvement in Settling Performance of Disrupted Sludge by Stepwise Addition of Inorganic Salts
著者 (5件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 253-259(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: S0110B  ISSN: 0386-216X  CODEN: KKRBAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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活性汚泥の沈降性能を向上させる効率的な前処理法を開発するため,超音波の照射と無機塩の段階的添加からなる複合プロセスを提案した.破砕汚泥への二価カチオンのCa2+の添加に続いて三価カチオンのFe3+を添加することにより,極めて大きな凝集フロックが形成され,回分重力沈降における沈降速度も顕著な増大を示した.添加順序を逆にして得られた結果との比較から,先にCa2+を添加することが沈降特性の向上に重要であることを明らかにした.10 mMのCa2+添加濃度に対して種々のFe3+添加濃度について初期沈降速度を調べた結果,3 mMの添加濃度で沈降速度は21.0 mm/minの最大値を示し,元の汚泥で得た沈降速度の350倍となった.さらに,このFe3+添加濃度では,Ca2+添加濃度を0.3 mMという極めて低い値まで減じても,10 mMの場合と同程度の沈降特性の向上が見られた.次いで,Ca2+とFe3+の段階的添加の効果を,破砕汚泥を遠心沈降することにより分離した上澄液と圧密沈積層のそれぞれに対して調べた.その結果,提案する破砕汚泥へのCa2+とFe3+の段階的添加によって得られた極めて著しい凝集効果が,破砕汚泥からバルク中に放出された細胞内高分子代謝物質ではなく,破砕細胞自体に由来するものであることが明らかとなった.(著者抄録)
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分類 (2件):
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スラッジ処理・処分  ,  沈降 
引用文献 (33件):
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