抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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FPGA(Field Programmable Gate Array)とは,ユーザが任意の論理機能に何度も書き換えて実装することができる集積回路である。FPGAを利用することで開発期間の短縮化や開発コストの削減が可能といった利点から,近年,FPGAを利用したシステム開発の事例が増えてきている。しかし,半導体の微細化技術の向上により,LSIと同様にFPGAチップ自身の製造ばらつきや劣化の影響が問題視されている。そのため,FPGAを用いた信頼性の高いディジタルシステム実装のために,製造ばらつきや劣化の影響を考慮する必要がある。本研究では,LSIでばらつき測定や劣化量の測定を行う場合と同様に,リングオシレータ(RO:Ring Oscillator)をFPGAチップ上の複数個所に実装し,その発振周波数を測定することで特性ばらつきの測定を行った。FPGAの場合,LUT(Look-Up Table)を使用して論理機能の実装を行う。同一の論理機能を実装する場合であっても,LUT内部では多数の実装方法がある。このため多数の実装方法で発振周波数の測定を行い,それぞれの回路の特徴やその用途について考察する。(著者抄録)