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J-GLOBAL ID：201802223306199182   整理番号：18A1588127

精密装置の制御技術者を成長させるための教育方法の研究

Study of a Teaching Method to Grow the Control Engineer of Precision Apparatus

著者 (2件)： MORITA Kazuhiro (Hitachi High Technol. Corp., Ibaraki, JPN) ,  WAKUI Shinji (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Institute of Industrial Applications Engineers (Web)  (Journal of the Institute of Industrial Applications Engineers (Web))
巻： 6  号： 3  ページ： 128-138 (WEB ONLY)  発行年： 2018年07月25日 
JST資料番号： U0996A  ISSN： 2187-8811  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,工業関連企業における制御工学を学習するための教育方法と教材を提案した。高精度の装置を開発している企業では,制御工学の知識を持つ技術者を教育することは非常に重要である。しかし,初心者と中間技術者に適した教育カリキュラムと教材がなかった。特に,教材は低コストで線形システムであることが重要である。さらに,より少ないプログラムで制御できる教材であることが望ましい。本論文では,教育やホビー用の低価格なマイクロコンピュータであるArduinoを採用した一軸ステージシステムを提案した。Arduinoは,より少ないプログラムで周辺装置を制御できるので,初心者と中間技術者の教育に適している。そのうえ,複雑なプログラムを作ることによって技術者が混乱することがない。従って,一軸ステージシステムが線形要素だけで構成されるので,技術者は制御工学の基礎を確実に学習することができる。ここでは,低価格位置センサは非線形特性を持つにもかかわらず,Lagrange補間法で線形化,カプセル化したため,線形センサと見做すことができた。受講した技術者は,非線形性を気にする必要がなかった。本論文では,一軸ステージシステムと一軸ステージを用いた教育カリキュラムについて述べた。さらに,アクティブ制振システムの開発による技術者の育成について述べた。技術者は,アクティブ制振システムの開発により,LSIの線幅測定精度の再現性を改善した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *工学 ,  *法規 ,  *教材 ,  内挿法 ,  マイクロコンピュータ ,  産業教育 ,  フィードバック制御 ,  線形系 ,  防振 ,  Arduinoマイコン ,  アクティブ制振 ,  *制御工学
準シソーラス用語： 企業内教育 ,  技術者教育 ,  *教育法 ,  線形システム ,  補間法

分類 (1件)： 技術教育  (IA01050S)

引用文献 (19件)：

• Kazuhiro Morita, Shinji Wakui, “Study on Precision Temperature Measurement and Control in Vacuum Environment” Journal of the Japan Society for Precision Engineering, vol.82, no.3, pp.266-271, 2016.
• Kazuhiro Morita, ShinjiWakui, “Study on Optimization Design Method about Vibration Damping for an Electron Beam System”, Journal of the Japan Society for Precision Engineering, vol.82, no.6, pp.583-588, 2016.
• Kazuhiro Morita, Shinji Wakui, “Stabilization of the Precision Positioning Stage Working in the Vacuum Environment by Using the Disturbance Observer”, Proceedings of the 4th IIAE International Conference on Industrial Application Engineering 2016, pp.263-268, 2016.
• Takao Tasaki, Shinichi Watanabe, Yoshihito Shikanai, and Koichi Ozaki, “Development of Hands-on Educational Tool for Control Based on ARCS Model and Emotions”, Journal of Robotics ad Mechatronics, vol.23, no.5, pp.676-683, 2011.
• Hongtai Cheng, Lina Hao, Zhong Luo, and Fei Wang, “Establishing the Connection between Control Theory Education and Application: An Arduino Based Rapid Control Prototyping Approach”, International Journal of Learning and Teaching, vol.2, no.1, pp.67-72, June, 2016.

タイトルに関連する用語 (4件)： 制御技術 ,  成長 ,  教育 ,  研究