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J-GLOBAL ID：201802224233462453   整理番号：18A0556706

『樹脂/ガラス繊維』の複合化と自動車部材への応用 ガラス繊維強化樹脂の高強度化技術

著者 (1件)： 高山哲生 (山形大)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 17  号： 5  ページ： 53-58  発行年： 2017年08月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ガラス繊維強化樹脂を高強度化するための技術として,反応性添加剤による界面剪断強さの制御,及びナノ粒子分散による改質について説明し,それぞれの機構を考察。
・不連続繊維強化樹脂の降伏条件について述べ,界面剥離,繊維の引抜け,及び充填剤の破断を理論的に解説。
・繊維の引抜けを改善する方法として反応性添加剤による界面剪断強さの制御が有効であり,PP(ポリプロピレン)/GF(ガラス繊維)20wt%の引張強さと無水マレイン酸(MAH)添加量の関係を例示。
・母相の弾性率をナノ粒子分散によって向上させることができ,PP/GFに炭酸カルシウム粒子やシリカ粒子を分散させた複合材料の応力歪曲線を示して説明。

シソーラス用語： *ガラス繊維強化プラスチック ,  ガラス繊維 ,  繊維強化熱可塑性プラスチック ,  反応性 ,  *添加剤 ,  剪断強さ ,  界面 ,  ナノ粒子 ,  分散強化 ,  分散粒子 ,  ステープルファイバ ,  降伏 ,  剥離 ,  *充填剤 ,  破断 ,  ポリプロピレン ,  引張強さ ,  弾性係数 ,  炭酸カルシウム ,  二酸化ケイ素 ,  応力歪曲線 ,  酸素複素環化合物 ,  脂肪族カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  カルボン酸無水物 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： 不連続繊維

分類 (2件)： 機械的性質  (YH02022L) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

物質索引 (1件)： 無水マレイン酸

引用文献 (7件)：

• 高山哲生, 佐藤勲征, 推野敦子, 北村公一, 成形加工, Vol.28, No.4, pp.162-168, 2016
• 高山哲生, 生山裕貴, 佐藤勲征, 推野敦子, 北村公一, 材料試験技術, Vol.60, No.3, pp.145-151, 2015
• R. Zhao, J. Huang, B. Sun, G. Dai, Journal of Applied Polymer Science, Vol. 82, pp. 2719-2728, 2001
• 野村学, 大西陸夫, 藤村剛経, 濱田泰以, 成形加工, Vol.16, No.1, pp.58-63, 2004
• R. S. Ruoff, D. Qian, W. K. Liu, C. R. Physique, Vol. 4, pp. 993, 2003

タイトルに関連する用語 (6件)： ガラス繊維 ,  複合化 ,  自動車部材 ,  応用 ,  ガラス繊維強化樹脂 ,  高強度