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J-GLOBAL ID：201802224493662504   整理番号：18A1061616

αゲルの降伏挙動と応力緩和特性

A Study on Yield Behavior and Stress Relaxation of α-Gels

著者 (5件)： 本間一平 (長岡技術科学大学) ,  佐藤靖徳 (長岡技術科学大学) ,  高橋勉 (長岡技術科学大学) ,  野田賢二 (資生堂リサーチセンター) ,  曽我部敦 (資生堂リサーチセンター)
資料名： 日本レオロジー学会誌  (Journal of the Society of Rheology, Japan)
巻： 46  号： 2  ページ： 77-84(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： Z0961A  ISSN： 0387-1533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： α-ゲルの降伏挙動を調べるために,新しいレオメトリック技術を実証した。降伏挙動と再構造過程を,繰返し応力増加試験と応力増加試験後の応力緩和実験を用いて観察した。この特定の試験では,応力制御モードから歪制御モードへ連続的に変化させ,新しく開発した高性能レオメータを用いた。第1の降伏挙動は,ヒステリシス効果に強く影響される。第1の降伏応力は一定の間隔時間で回復した。さらに,間隔時間が長いとき,第1の降伏応力は徐々に増加した。第2の降伏応力は,ヒステリシス効果によってほとんど影響を受けなかった。緩和過程は非常に複雑な挙動を示した。この挙動は3モードMaxwellモデルによってまとめる。実験結果は3モードMaxwellモデルと良く一致した。3つのMaxwell要素の最初の1つは,第1の降伏挙動によって生成された粘性の性質に対応する短い時間緩和時間を示す。第二の要素は第2の降伏挙動と関係し,負の応力を示す。最後の要素は,最初の降伏挙動と再構造挙動に対応する長い緩和時間を示す。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *レオメータ ,  *レオロジー ,  降伏応力 ,  応力緩和 ,  ゲル ,  応力歪曲線 ,  流体力学的模型 ,  効果 ,  緩和時間 ,  乳濁液
準シソーラス用語： Maxwellモデル ,  ヒステリシス効果 ,  O/Wエマルション

著者キーワード (5件)： コロイドゲル ,  O/Wエマルション ,  降伏挙動 ,  応力緩和 ,  Maxwellモデル

分類 (2件)： レオロジー一般  (BL01011R) ,  粘性,粘弾性の計測法・機器  (AD05070R)

引用文献 (15件)：

• 1) Nikko Chemicals Co. Ltd., Nippon Surfactant Indusiries Co Ltd., Toshiki Pigment Co., Ltd, “Keshouhin Handbook”, (1996), Chuo Printing Co., Ltd, Niigata (in Japanese).
• 2) Okamoto T, Netsu Sokutei, 37, 124-131, (2010).
• 3) Sakai K, Ohno K, Nomura K, Endo T, Sakamoto K, Sakai H, Abe M, Langmuir, 30, 7654-7659, (2014).
• 4) Nabata Y, Suzuki K, Yoshida K, Namiki N, Shibata M, Nihon Rheoroji Gakkaishi (J Soc Rhol Jpn), 35, 79-84, (2007).
• 5) Hukui H, “Tokoton Yasashii Keshouhin No Hon”, (2009), The Nikkan Kogyo Shinbun Ltd, Tokyo (in Japanese).

タイトルに関連する用語 (4件)： ゲル ,  降伏 ,  挙動 ,  応力緩和