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J-GLOBAL ID:201802244947408345   整理番号:18A1493331

水稲新品種「金色の風」の育成

Breeding of a New Rice Variety “Konjikinokaze”
著者 (18件):
資料名:
号: 17  ページ: 23-43  発行年: 2018年03月 
JST資料番号: G0600C  ISSN: 1346-4035  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「Hit1073」は,2005年に「ひとめぼれ」に突然変異処理を行い,2009年から2011年にかけて,アミロース含有率が「ひとめぼれ」より2~3ポイント低く,食味官能評価の高い系統として選抜したものである。「金色の風」は,2010年に「コシヒカリ」を超える晩生の極良食味品種の育成を目標として,岩手県農業研究センターにおいて「Hit1073」を母,「ひとめぼれ」を父として人工交配を行い,その後代から選抜育成された品種である。「金色の風」は,2015~2016年の奨励品種決定調査において晩生の主食用良質極良食味品種として有望と判断され,2016年10月に品種登録申請を行い,2017年2月に岩手県の奨励品種として採用された。「金色の風」は,出穂期,成熟期とも「ひとめぼれ」並の“晩生の中”に属する岩手県中部及び南部で栽培可能な品種である。草型は“偏穂数型”で,耐倒伏性は「ひとめぼれ」並の“やや弱”,障害型耐冷性は“強”,いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pii”と推定され,圃場抵抗性は葉いもちは“やや弱”,穂いもちは“中”,登熟期の高温耐性は“やや弱”である。収量性は「ひとめぼれ」より低収である。食味は,「ひとめぼれ」並から優り,柔らかさと粘りが特長である。アミロース含有率は,「ひとめぼれ」より2~3ポイント低く,アミロペクチン単位鎖長分布は,短鎖比率が高く中長鎖比率が低い。本県の水稲品種の極良食味品種として,(一財)日本穀物検定協会実施の「米の食味ランキング」で「ひとめぼれ」が特Aを獲得してきた県南地区「ひとめぼれ」栽培地域内2,000haでの普及が見込まれる。(著者抄録)
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作物の品種改良  ,  稲作 
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