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J-GLOBAL ID:201802248127651675   整理番号:18A1061468

鉄道車両用車軸軸受のフレッチング摩耗の硬質被膜による抑制効果

Suppression Effect of Fretting Wear in Railway Axle Journal Bearings by Means of Hard-film Coatings
著者 (5件):
資料名:
巻: 104  号:ページ: 303-311(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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内部リング,バッキングリング,等からなる車軸軸受が鉄道用途で用いられている。この軸受は内部リングとバッキングリングの間の僅かな相対的な滑りにより,しばしばフレッティング摩耗を示す。本研究においては,著者らはフレッティング摩耗に及ぼすバッキングリング上に被覆された硬質膜の効果を調べた。三つの硬質膜(窒化チタン(TiN),窒化クロム(CrN)およびダイヤモンド状カーボン(DLC))のいずれかを被覆したバッキングリング側面を有する実規模鉄道車両車軸軸受を用いた回転試験を実施した。TiN膜でのフレッティング摩耗は,全TiN膜の剥離の結果として最悪であり,CrNで被覆したバッキングリングのフレッティング摩耗は,この膜がベース材料の変形に追従できないにも拘わらず,僅かであることを見出した。三つの皮膜の中で最も薄くかつ最も硬いDLC膜で被覆したバッキングリングのフレッティング摩耗は,CrN膜で被覆したもバッキングリングのそれと同等の少なさで,かついくらかのDLC膜は残存することも見出した。したがって,バッキングリングのフレッティング摩耗は,もし膜被覆がより低い摩擦係数,より高い硬度およびベース材料とのより高い結合強さを持つのであれば,抑制できると思われる。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (14件):
分類 (2件):
分類
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気相めっき  ,  機械的性質 
引用文献 (21件):
  • 1) M. Shima and T. Jibiki: J. Jpn. Soc. Tribol., 53(2008), 462.
  • 2) R. Oka: J. Jpn. Soc. Tribol., 58(2013), 479.
  • 3) K.Takano and H.Asai: Axle Bearing Equipment, Japan Patent JP3529691B2, (2004).
  • 4) Y. Okamura, S. Fukagai, D. Suzuki, K. Takahashi, H. Umehara and T. Nagatomo: Trans. Jpn. Soc. Mech. Eng., 82(2016), 15-00523, DOI:10.1299/transjsme.15-00523.
  • 5) M. Shima, J. Okado, I.R. McColl, R.B. Waterhouse, T. Hasegawa and M. Kasaya: Wear, 225-229(1999), 38.
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