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J-GLOBAL ID：201802249024321902   整理番号：18A0988500

希土類錯体の発光・消光過程に関する理論的研究

著者 (3件)： 畑中美穂 (奈良先端科学技術大学院大 研究推進機構) ,  畑中美穂 (JST-さきがけ) ,  畑中美穂 (奈良先端科学技術大学院大 データ駆動型サイエンス創造セ)
資料名： 希土類  (Rare Earths)
号： 72  ページ： 126-127  発行年： 2018年05月08日 
JST資料番号： L0027A  ISSN： 0910-2205  CODEN： KIDOEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2,2′-ビピリジン(bpy)二分子を架橋した配位子Lを配位子に持つTb錯体,TbL(NO₃)₂とTb(bpy)(NO₃)₂の励起状態に特化した近似法,エネルギーシフト法を用いた分子静電ポテンシャルの算出と発光や消光の探索。
・両錯体の三重項状態のエネルギーおよび項間交差の活性化障壁などのポテンシャルエネルギーの比較。
・Tb(bpy)(NO₃)₂では項間交差の活性化障壁が高く消光しにくく,TbL(NO₃)₂では活性化障壁がほとんどないために,消光が速いという知見。

シソーラス用語： 橋架け錯体 ,  *テルビウム錯体 ,  硝酸塩 ,  励起状態 ,  *分子内ポテンシャル ,  *発光スペクトル ,  ポテンシャル障壁 ,  三重項 ,  *ポテンシャルエネルギー ,  *消光 ,  *配位子効果 ,  *無放射遷移 ,  窒素複素環化合物
準シソーラス用語： 活性化障壁 ,  *蛍光消光 ,  *項間交差 ,  分子静電ポテンシャル

分類 (2件)： 錯体のルミネセンス  (BM08095R) ,  第3族元素の錯体  (CE01060J)

物質索引 (2件)： 2,2′-ビピリジン ,  6,6′′-[エチレンビス(ニトリロメチリジン)]ビス(2,2′-ビピリジン)

引用文献 (7件)：

• M. Hasegawa, H. Ohtsu, D. Kodama, T. Kasai, S. Sakurai, A. Ishii and K. Suzuki, New J. Chem. 38, 1225 (2014).
• M. Hatanaka, K. Morokuma, J. Chem. Theory Comput. 10, 4184 (2014).
• M. Hatanaka, Y. Hirai, Y. Kitagawa, T. Nakanishi, Y. Hasegawa, K. Morokuma, Chem. Sci. 8, 423 (2017).
• S. Maeda, K. Ohno, and K. Morokuma, Phys. Chem. Chem. Phys., 15, 3683 (2013)
• M. Hatanaka, A. Osawa, T. Wakabayashi, K. Morokuma, M. Hasegawa, Phys. Chem. Chem. Phys. 20, 3328 (2018).

タイトルに関連する用語 (5件)： 希土類錯体 ,  消光 ,  過程 ,  理論 ,  研究