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J-GLOBAL ID：201802249551161730   整理番号：18A1844508

連続光源フレーム原子吸光分析法を用いた鉄鋼中ニッケルの高精度分析のための鉄内標準線の選択と逐次測定内標準法の検討

著者 (3件)： 板垣俊子 (東北大 金属材料研 テクニカルセ) ,  芦野哲也 (東北大 金属材料研) ,  我妻和明 (東北大 金属材料研)
資料名： 東北大学金属材料研究所テクニカルセンター技術研究報告  (Technical Research Report of Technical Services Center in IMR)
号： 28  ページ： 33-40  発行年： 2018年09月 
JST資料番号： Z0563A  ISSN： 1883-1915  CODEN： TSGKDQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 連続光源フレーム原子吸光法における逐次測定内標準法が分析精度に対してどの程度有効かを既報の同時測定内標準法の結果と比較しながら検討した。鉄鋼中のNi定量に用いるFe内標準線を選択するために,23本のスペクトル線についてFe濃度と吸光度の関係,および測定可能な濃度範囲を調べた。その結果,内標準線として適用できる濃度範囲は遷移確率と相対数密度の積と対応関係があることが分かった。調べたFe内標準線とNi分析線との逐次測定による内標準法を試み,本内標準法がNi吸光度測定における物理干渉や装置ドリフトの補正および定量値の精度向上に有効かを調べた。その結果,逐次測定内標準法では同時測定内標準法ほどの分析精度の向上は難しいことが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄合金 ,  ニッケル含有合金 ,  *原子吸光分析 ,  精度 ,  濃度 ,  検量線
準シソーラス用語： 標準曲線

分類 (1件)： 金属,合金の物理分析  (CC03040V)

引用文献 (8件)：

• M. Resano, M. del Rosario Florez, I. Queralt, E. Margui: Spectrochim. Acta Part B, 105 (2015) 38.
• B. Paz-Rodriguez, M. R. Dominguez-Gonzalez, M. Aboal-Somoza, P. Bermejo-Barrera: Food Chem., 170 (2015) 492.
• 板垣俊子,芦野哲也,高田九二雄,我妻和明: 分析化学(Bunseki Kagaku), 64 (2015) 117.
• Y. Toya, T. Itagaki, K. Wagatsuma: Anal. Sci., 33 (2017) 217.
• Atomic Energy Levels Vol II, NBS Circular 467 (1952).

タイトルに関連する用語 (6件)： フレーム原子吸光分析法 ,  鉄鋼 ,  ニッケル ,  分析 ,  鉄 ,  内標準法