文献
J-GLOBAL ID:201802252329401959   整理番号:18A1423238

熱加工プロセス条件の最適化によるCu-Ni-Co-Si系銅合金の高導電化

Development of Cu-Ni-Co-Si Alloys with High Electrical Conductivity by the Optimization of Thermomechanical Treatment
著者 (4件):
資料名:
巻: 57  ページ: 254-259  発行年: 2018年08月01日 
JST資料番号: S0603A  ISSN: 1347-7234  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Cu-Ni-Co-Si合金は,それらの強度,電気伝導率および曲げ加工性の優れた組合せから電気デバイスに広く利用されている。近年,電気伝導率のさらなる改善が電気デバイスの進化に合わせて求められている。析出強化合金についてのプロセスの最適化によって物理的および機械的性質を制御するのに効果的であるため,著者らは組成を変えること無くプロセスの最適化のよってCu-1.5Ni-1.1Co-0.6Si(wt%)合金の電気伝導率を改善する試みを実施した。本研究における目的は,高い電気伝導率(60%IACS以上),中程度の0.2%耐力(600MPa以上)および良好な曲げ加工性(1.0以下のMBR/t)を有するCu-1.5Ni-1.1Co-0.6Si合金を開発することである。著者らは,析出物の核形成と成長を加速させるために,溶体化熱処理を排除し高い転位密度で時効を行なった。結果として,60%IACS以上の高い電気伝導率を溶体化処理をスキップすることで得て,一方,500時間以上の時効にもかかわらず一般的プロセスによっては得ることができなかった。0.2%耐力は下降し機械的強度と電気伝導率のバランスは,溶体化処理を実施したサンプルとほぼ同等であった。性質における変化の機構をTEM観察と抽出措置によって調べた。溶体化処理のスキップによって,微細な析出物の量は低減し母相中の固溶体元素,特にSiとCoの量は顕著に低下することを見出した。特性の優れた組合せ:630MPaの0.2%耐力(LD),63%IACSの電気伝導率,および0.8のMBR/t(B.W.,W=0.3mm)を有するCu-1.5Ni-1.1Co-0.6Si合金を製造できた。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
組織的硬化現象  ,  機械的性質 

前のページに戻る