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J-GLOBAL ID：201802253069015823   整理番号：18A0248626

難燃処理塗装木材の屋外での変色

Changes in color of fire-retardant-impregnated and surface-coated wood during outdoor exposure

著者 (6件)： 石川敦子 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  片岡厚 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  原田寿郎 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  上川大輔 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  小林正彦 (森林研究・整備機構 森林総合研) ,  亀岡祐史 (丸菱油化工業)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 44  号： 1  ページ： 11-18  発行年： 2018年01月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 難燃薬剤を注入後に塗装したスギ辺材を60ヶ月の屋外暴露試験に供し,色調の変化を検討した。使用した難燃薬剤は,リン酸グアニジンを主成分とする難燃薬剤に溶脱を抑制する目的でフェノール系の添加剤等を加えて改良したものであった。塗装は,1):油性・含浸・半透明(茶色系),2):油性・半造膜・半透明(茶色系),3):油性・造膜・隠蔽(白色系),4):油性・造膜・透明(クリア系)の4種類とした。塗装3)を施した試験体では暴露期間全体を通して色差の変化が小さく,無処理材と難燃処理材の間に顕著な違いは認められなかった。無塗装試験体と塗装1),2),4)を施した試験体については,難燃処理した場合は無処理の場合よりも色差の変化が小さく,今回施した難燃処理により変色が抑制されることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 防火加工 ,  *塗装 ,  改質 ,  *改良木材 ,  木材性質 ,  木材加工 ,  *辺材 ,  *スギ材 ,  難燃剤 ,  *注入木材 ,  屋外試験 ,  曝露試験 ,  *変色 ,  変質 ,  色相 ,  色差 ,  屋外暴露試験 ,  *塗装木材 ,  改質木材
準シソーラス用語： 色調変化 ,  難燃処理 ,  木材改質

分類 (2件)： 改良木材  (FF05033J) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (14件)：

• 1) Harada,T.,Matsunaga,H.,Kataoka,Y.,Kiguchi,M. and Matsumura,J. : Weatherability and combustibility of fire-retardant-impregnated wood after accelerated weathering tests,Journal of Wood Science ,55(5),359-366(2009).
• 2) 原田寿郎,片岡厚,松永浩史,上川大輔,亀岡祐史,木口実: 屋外暴露後の難燃処理塗装木材の耐候性と防火性能,木材保存,39(1),16-23(2013).
• 3) 原田寿郎,上川大輔,片岡厚,石川敦子,亀岡祐史: 5年間屋外暴露後の難燃処理塗装木材の防火性能,木材保存,43(6),322-327(2017).
• 4) 片岡厚,石川敦子,小林正彦,松永正弘,松永浩史,木口実: スギ製遮音壁の耐候性-保存薬剤注入処理による塗装耐候性向上効果-,木材保存,41(2),62-70(2015).
• 5) 石川敦子,片岡厚,川元スミレ,松永正弘,小林正彦,木口実: 塗装木材に関する屋外暴露試験と促進耐候性試験の相関,木材保存,40(2),55-63(2014).

タイトルに関連する用語 (4件)： 難燃処理 ,  塗装木材 ,  屋外 ,  変色