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J-GLOBAL ID：201802258511446597   整理番号：18A1892136

沖浜における局所海底勾配と底質中央粒径の関係 -下新川海岸での現地観測-

RELATIONSHIP BETWEEN LOCAL SEABED SLOPE AND MEDIAN DIAMETER OF BED MATERIAL ON OFFSHORE BED - FIELD OBSERVATION ON SHIMONI-IKAWA COAST -

著者 (5件)： 岡嶋康子 (国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所調査課) ,  宮島祥子 (国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所調査課) ,  宇多高明 ((一財)土木研究センターなぎさ総合研究所 兼 日本大学理工学部海洋建築工学科) ,  大谷靖郎 ((一財)土木研究センター河川・海岸研究部) ,  繁原俊弘 ((一財)土木研究センター河川・海岸研究部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_653-I_658(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富山湾に面した下新川海岸では,各所に形成されている海底谷を経由した深海への土砂流出が起きている.このような漂砂特性を有する下新川海岸全体での底質粒径の水深方向については,検討が十分行われていない.そこで,下新川海岸全体を対象に10測線を設定し,これらの測線において汀線から水深20 mまでの水深域についてダイバーによる底質調査を行い,縦断測量データと合わせてこの海域でのd₅₀と局所海底勾配の関係について考察した.この結果,d₅₀は水深によらず局所海底勾配と高い相関関係にあり,局所海底勾配が大きな場所では粒径が大きく,局所海底勾配が小さい場所では細粒の土砂が堆積していることが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： 勾配 ,  海底 ,  *海底地形 ,  海底堆積物 ,  海浜 ,  粒径 ,  底質調査 ,  *底質 ,  *海岸 ,  その場観察 ,  中央値 ,  地形測量
準シソーラス用語： *下新川海岸 ,  *海底形状 ,  海底底質 ,  現地観測 ,  砂浜 ,  縦断測量 ,  平均粒径

著者キーワード (4件)： Shimoni-ikawa coast ,  median diameter ,  local seabed slope ,  seabed material

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (5件)：

• 1) 宇多高明, 山田義仁, 村井寛昌, 大谷靖郎, 五十嵐竜行, 大木康弘:入善漁港沖の海底谷への土砂流出実態とBGモデルによる流出防止策の検討,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 73,No. 2,pp. I_612-I_617,2017.
• 2) 宇多高明,大谷靖郎,五十嵐竜行:構造的に進む海岸線の人工化 -北陸地方の姫川~宮崎漁港間の例-,日本沿岸域学会研究討論会 2017 講演概要集,No. 30(PDF),セッション 5-1,2017.
• 3) 宇多高明,山田義仁,村井寛昌,大谷靖郎,五十嵐竜行,大木康弘,宮原志帆:下新川海岸東部(宮崎漁港~入善海底谷)の陸棚における長期的侵食,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 73,No. 2,pp. I_733-I_738,2017.
• 4) 宇多高明,山田義仁,村井寛昌,大谷靖郎,五十嵐竜行,大木康弘,三波俊郎:下新川海岸の黒部川河口および荒俣地先での深海への土砂流出の実態,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 73,No. 2,pp. I_739-I_744,2017.
• 5) 宇多高明,伏木祐二,村井寛昌,大谷靖郎,大木康弘:下新川海岸の片貝川河口付近での海底谷への土砂落ち込みと海岸保全,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,pp. I_115-I_120,2016.

タイトルに関連する用語 (3件)： 底質 ,  下新川海岸 ,  現地観測