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J-GLOBAL ID：201802263078189921   整理番号：18A1228955

津軽海峡における三次元密度構造の特徴化

CHARACTERIZATION OF THE THREE DIMENSIONAL DENSITY STRUCTURE IN THE TSUGARU STRAIT

著者 (3件)： 本間翔希 (東洋エンジニアリング株式会社) ,  猿渡亜由未 (北海道大学 大学院工学研究院) ,  宮武誠 (函館工業高等専門学校 社会基盤工学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_67-I_72(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 成層期の津軽海峡に発達する内部波の特徴について,三次元流れモデルによる数値解析に基き調査した.海峡東西の狭窄部における二つの海丘地形の下流側に形成される比較的大規模な内部振動は,海峡内で伝播,反射を繰り返し,本海域全体の内部構造を決定する重要な要因の一つとなっている.この振動は海峡から抜けて太平洋,日本海へも放射状に広がっている.また,北海道,青森沿岸には沿岸補足モードの内部波も確認された.強風による吹送流の形成時には躍層面に大きな流速勾配が生じるが,これは吹送流解消後も数日に渡り維持された.また強風イベント後は元々内部振動の大きい海峡南側で振動が更に強化されることが確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *海峡 ,  *内部波 ,  密度 ,  数値解析 ,  三次元流 ,  吹送流 ,  風 ,  流れ場 ,  周波数 ,  強風 ,  津軽海峡

著者キーワード (5件)： Tsugaru Strait ,  three-dimensional density structure ,  internal waves ,  summer stratification ,  MIT gcm

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (7件)：

• 1) 本間翔希, 宮武誠, 猿渡亜由未, 広田知也 : 津軽海峡の潮流・海流発電に向けた流況とエネルギー賦存量の四季的変動特性, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 71, No. 2, pp. I_1555-I_1560, 2015.
• 2) 山中亮一, 西田修三, 中辻啓二 : 成層の発達した海峡の流動構造と内部波の発生機構, 水工学論文集, Vol. 47, pp. 1255-1260, 2003.
• 3) 太田紗生, 磯田豊, 吉村志穂, 荘司堅也, 有田駿, 河野航平, 方暁蓉, 小林直人 : 津軽海峡内の浅瀬地形上で励起される内部潮汐波, 海と空, Vol. 90, No. 3, pp. 63-84, 2015.
• 4) Marshall, J., Hill, C., Perelman, L., and Adcroft, A. : Hydrostatic, quasi-hydrostatic, and nonhydrostatic ocean modeling, J. Geophys. Res. Oceans, Vol. 102, C3, pp. 5733-5752., 1997.
• 5) Large, W. G., McWilliams, J. C., and Doney, S. C. : Oceanic vertical mixing: A review and a model with a nonlocal boundary layer parameterization, Rev. of Geophys., Vol. 32, No. 4, pp. 363-403, 1994.

タイトルに関連する用語 (1件)： 津軽海峡