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J-GLOBAL ID：201802271080043618   整理番号：18A1462438

動物と向き合う自治体「有害鳥獣」と地域社会-よくある誤解・思い込みをひとつずつ解きながら

著者 (1件)： 鈴木正嗣 (岐阜大 応用生物科学)
資料名： 都市問題  (Journal of the Tokyo Institute of Municipal Research)
巻： 109  号： 8  ページ： 77-86  発行年： 2018年08月01日 
JST資料番号： S0255A  ISSN： 0387-3382  CODEN： TOMOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・農林水産業被害,生態系破壊,生活被害を引き起こす有害鳥獣への対応のあり方を考察。
・有害鳥獣の定義として,生物学的種名ではなく人間社会や自然環境に被害をもたらす行動学的・生態学的特性を有する個体や個体群に対して限定的であるべきことを指摘。
・有害鳥獣に対する多くの誤解を提示し,人間の開発行為が一部の鳥獣の生息環境を好転させたこと,捕獲や防護柵設置のみでは防止できないこと,過疎化が鳥獣被害の悪循環と連鎖を誘発する可能性を指摘。
・野生動物管理学の専門的知識を有する専門的・職業的捕獲技術者の育成,駆除等の免許制度の創設を推奨。
・食肉利用振興には資源管理体制が不可欠なこと,野生鳥獣対策は世界的な問題であること等に対する正確な認識の必要性を指摘。

シソーラス用語： *鳥獣害 ,  個体 ,  個体群 ,  生息環境 ,  *過疎化 ,  *環境管理 ,  野生動物 ,  捕獲 ,  専門化 ,  食肉 ,  自然保護
準シソーラス用語： 野生動物管理

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (47件)：

• 農林水産省 : 注目情報 ! 野生動物による農作物被害対策 (研究成果等) を紹介 (あなたの鳥獣対策、 間違っていませんか?-よくある誤解・思い込み-)、 (http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/index.html)、 (2018-07-1 確認版)
• 農林水産省 : 科学的見地、 動物行動学に基づいた鳥獣被害防止対策の推進~ 「農村伝説」からの脱却 !!~ (概要版)、 (http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/attach/pdf/index-49.pdf)、 (2018-07-1 確認版)
• 鈴木正嗣 : 鳥獣害対策における諸課題の整理 ~これまでの10年、 そしてこれからの10年~、 STOP ! 鳥獣害、 2-16、 全国農業会議所、 東京 (2016)
• 鈴木正嗣 : その資源化と利活用、 本当に鳥獣害対策として役立ちますか?、 農耕と園芸、 71(8)、 12-16 (2016)
• 鈴木正嗣 : 野生鳥獣肉 (いわゆるジビエ) の利活用をめぐる被害対策上の諸問題、 日本獣医師会雑誌、 70(9)、 546-549 (2017)

タイトルに関連する用語 (5件)： 動物 ,  自治体 ,  鳥獣 ,  地域社会 ,  誤解