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J-GLOBAL ID:201802272678854119   整理番号:18A0698498

日本人の食嗜好に最適化した水稲品種「つや姫」の良食味ファインチューニング

Development of the ‘Tsuyahime’ mutant libraries and isolation of starch biosynthetic mutants using a reverse genetics approach for the enhancement of rice eating quality
著者 (1件):
資料名:
巻: 25  ページ: 84-89  発行年: 2018年03月27日 
JST資料番号: L0210A  ISSN: 0915-2741  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「つや姫」米は日本の代表的な米ブランドとしてコシヒカリと競合することを目的に10年にわたり山形県で注意深く栽培されてきた。つや姫の最大の特徴は,そのおいしい味である。米の食味の評価を行う日本粒検査協会は「つや姫」には光沢があり,粒が均一で,フレーバ検査でおいしいことを示した。アミロース含量は米粒澱粉の機能性を反映するため,米の食味品質の重要な決定因子として広く認識されている。「つや姫」のアミロース含量を減少させることにより米の食味向上が期待できると考えられている。本研究では,逆遺伝学法であるTargeting Induced Local LesionsIn Genomes(TILLING)を用いてEMSおよびDEB処理「つや姫」変異体ライブラリーを開発し,澱粉生合成変異体を単離した。顆粒結合澱粉シンターゼI(GBSSI)酵素はイネのアミロース合成に必要であるので,著者らはGBSSI遺伝子を「つや姫」の食味の向上の標的とした。TILLINGスクリーニングによる8,855M2植物から「つや姫」バックグラウンドのCBSSI遺伝子内にある16個の独立変異を同定した。ミスセンス変異は,これら変異体間のアミノ酸置換を誘導するので,著者らは,酵素活性に影響することが期待される。ミスセンス変異体対立遺伝子が米粒のアミロース含量に与える影響を明らかにするために,これらの変異体のアミロース含量を測定した。新しいGBSSI変異体対立遺伝子を用いて,アミロース含量(6~17%)の異なる「つや姫」育成に成功した。本研究で用いた逆遺伝学法は新規遺伝資源の効率的な育成のための非トランスジェニック選択肢と従来の育種プログラムのための完全なマーカーの両方を提供する。今後の研究では,これらの新しいCBSSI変異体対立遺伝子を用いて「つや姫」の食味の向上を図りたい。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  作物の品種改良 
引用文献 (5件):

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