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J-GLOBAL ID：201802279337029444   整理番号：18A0776703

辺長比が大きいRC造建物における振動性状の季節変動

Variation of Vibration Properties within Season on RC Building with Large Side Length Ratio

著者 (3件)： 酒井周 (千葉大学大学院工学研究科) ,  高橋徹 (千葉大学大学院工学研究科) ,  中村友紀子 (千葉大学大学院工学研究科)
資料名： 日本地震工学会論文集(Web)  (Journal of Japan Association for Earthquake Engineering (Web))
巻： 18  号： 1  ページ： 1_134-1_149(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0217A  ISSN： 1884-6246  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 梁間方向が9mであるのに対し,桁行方向が最大で84mと非常に大きい辺長比を持つ建物を対象として,強震時及び常時微動の振動観測が長期間にわたって行われた.得られた記録に対して並進振動及び捩れ振動の成分に注目してフーリエ変換を用いた解析を行い,推定される卓越振動数が季節によって変動していることを確認した.さらに,コヒーレンスが低下する現象についても検討を行い,振動性状の詳細について考察を行った.また,比較的短時間の気温変化であっても卓越振動数が変化する例が見られた.(著者抄録)

シソーラス用語： 構造物 ,  *建築物 ,  比率 ,  振動モード ,  *季節的変動 ,  強震 ,  常時微動 ,  振動測定 ,  並進 ,  ねじり振動 ,  Fourier変換 ,  *固有振動数 ,  コヒーレンス ,  気温変化 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  卓越振動数 ,  辺長比 ,  鉄筋コンクリート構造物
準シソーラス用語： RC造建物

著者キーワード (10件)： 鉄筋コンクリート ,  強震観測 ,  微動観測 ,  卓越振動数 ,  季節変動 ,  Reinforced concrete ,  Strong motion observation ,  Microtremor observation ,  Dominant frequency ,  Seasonal variation

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (13件)：

• 1) 荒川利治,菊永祐太:実測データに基づく鉄骨造高層建物の構造ヘルスモニタリングと減衰特性評価,日本建築学会技術報告集, Vol.19, No. 42, pp 419-424, 2013.
• 2) 中村友紀子,大網浩一,高橋 徹,坂上 実,纐纈一起:千葉大学工学部RC造5階建て建物の強震観測,日本地震工学会大会梗概集, Vol.8, pp.352-353, 2011.
• 3) 酒井 周,高橋 徹,中村友紀子:辺長比が大きいRC造建物における卓越周期の季節変動,日本建築学会大会学術講演梗概集, 構造II, pp.877-878, 2015.
• 4) 飛田 潤,福和伸夫,松井政樹,小島宏章:建設時の継続的な振動観測に基づく高層建物の振動特性,日本建築学会構造系論文集, Vol.73, No.625, pp.391-398, 2008.
• 5) 飯山かほり,栗田 哲,源栄正人,千葉一樹,平松大樹,三辻和也:多点同時微動計測に基づく大破した9階建てSRC造建物のモード特性の同定,日本地震工学会論文集, Vol. 12, No. 5 特集号「2011年東日本大震災」その2, pp.225-242, 2012.

タイトルに関連する用語 (4件)： 辺長比 ,  RC造建物 ,  振動性 ,  季節変動