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J-GLOBAL ID：201802289726886682   整理番号：18A1339559

都市別自動車CO₂排出量の長期的動向の精査-全国都市交通特性調査の28年に及ぶ追跡から-

LONG-TERM TRENDS IN AUTOMOBILE CO₂ EMISSIONS BY CITY: 28 YEAR TRACKING OF NATIONWIDE PERSON-TRIP SURVEYS

著者 (2件)： 越川知紘 (筑波大学大学院 システム情報工学研究科) ,  谷口守 (筑波大学大学院 システム情報系)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 6  ページ： II_169-II_178(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 炭素税や立地適正化計画制度の導入等,環境関連政策を巡る重要な局面で都市構造と自動車CO₂排出量の関係が注目されてきた.特にNewman-Kenworthyタイプの散布図はその最も基礎をなす情報である.わが国では同図を作成する上で,全国都市交通特性調査(旧名称は全国パーソントリップ調査)が活用されてきた.しかし算定過程での年次別の燃費の扱いや調査項目の違いは,検討期間が長期に及ぶと結果に少なからぬ影響を及ぼす.本研究では2015年に6回目の調査がなされ,関連する指標値も過去に遡って改められていることも踏まえ,都市別自動車CO₂排出量を28年に渡って精査する.その結果,28年前の都市別一人当たり自動車CO₂排出量は先行研究よりも実際は低い数値であった.また近年になるに従って一人当たり自動車CO₂排出量の都市間格差が拡大していることが改めて確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *二酸化炭素排出量 ,  都市交通 ,  道路交通 ,  都市構造 ,  図面 ,  パーソントリップ調査 ,  地域差 ,  都市計画 ,  税 ,  地球温暖化 ,  *交通調査 ,  *自動車排出ガス
準シソーラス用語： *自動車排気ガス ,  散布図 ,  炭素税 ,  立地適正化計画

著者キーワード (4件)： Automobile CO₂ emissions ,  Low carbonization ,  Compact city ,  Secular change

分類 (2件)： 交通調査  (TB01031B) ,  エネルギー利用と環境との関係  (LE01000E)

引用文献 (21件)：

• 1) Peter Newman and Jeffrey Kenworthy : Cities and automobile dependence, An international sourcebook, Gower technical, 1989.
• 2) Peter Newman and Jeffrey Kenworthy : Sustainability and cities : overcoming automobile dependence, 1999.
• 3) 谷口守,村川威臣,森田哲夫:個人行動データを用いた都市特性と自動車利用量の関連分析,都市計画論文集,No. 34,pp. 967-972,1999.
• 4) 谷口守,松中亮治,平野全宏:都市構造からみた自動車CO2排出量の時系列分析,都市計画論文集,No. 43,pp. 121-126,2008.
• 5) 谷口守,肥後洋平,落合淳太:地方分権時代における自動車CO2排出量低減政策の可能性-都市計画マスタープランを対象に-,土木学会論文集D3,No. 69,Vol. 5,pp. 613-620,2013.

タイトルに関連する用語 (8件)： 都市 ,  自動車 ,  CO2排出量 ,  長期 ,  動向 ,  交通 ,  特性調査 ,  追跡