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J-GLOBAL ID：201802290877047783   整理番号：18A1892148

熊本地震後の擬似的海面上昇下の白川河口干潟地形の長期予測に関する検討

A STUDY OF ESTUARY DELTA TOPOGRAPHY LONG-TERM PREDICTION MODEL UNDER PSEUDE SEA LEVEL RISE AFTER KUMAMOTO EARTHQUAKE

著者 (3件)： 山口龍太 (熊本大学大学院) ,  辻本剛三 (熊本大学 大学院先端科学部) ,  外村隆臣 (熊本大学 工学部技術部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_725-I_730(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年4月に発生した熊本地震が白川河口干潟にもたらした地盤沈下と土砂供給量の増大は,将来の地形変動に大きな影響を及ぼしている.従来の白川河口干潟地形の長期予測と前提条件が大きく異なったため,地盤沈下を考慮し,新たな供給土砂量算定式を用いて,地震後の河川出水量や波浪も含んだ入力条件を与えて,プロセスモデルによる新たな将来予測を行った.土砂量の変化は海面上昇や地盤沈下が発生しなくとも前置層の著しい後退をもたらし,従来の予測とは異なる結果となった.海面上昇や地盤沈下を考慮するとよりその傾向が顕著になった.また,地盤沈下のみでは50年間における地形変化は小さいことが明らかとなった.(著者抄録)

シソーラス用語： 熊本県 ,  河川 ,  *干潟 ,  大地震 ,  *長期予測 ,  *変化 ,  地形 ,  供給 ,  式 ,  予測 ,  地盤沈下 ,  モデル ,  プロセスモデル ,  *河口干潟 ,  2016年熊本地震 ,  *地形発達
準シソーラス用語： 熊本地震 ,  算定式 ,  将来予測 ,  *地形変化 ,  土砂供給 ,  白川【河川】

著者キーワード (5件)： sediment transport ,  tidal flat ,  process-based model ,  sea level rise ,  ground subsidence

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (8件)：

• 1) 山田文彦,小林信久,柿木哲哉:地形変化パラメータを用いた干潟断面の季節変動の要因,海岸工学論文集第50巻 pp. 551-555,2003.
• 2) 仲西耕平,中條壮大,外村隆臣:将来の外力変動を考慮可能な河口デルタ地形長期予測モデルの基礎的研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,I_505-I_510,2015.
• 3) 辻本剛三,外村隆臣,田畑健吾,太田光,中條壮大,高野保英:熊本地震後の白川河口干潟の変動と土砂量に関する基礎的研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 73,No. 2,I_601-I_606,2017.
• 4) 宮緑育夫,前野深ら:阿蘇火山中岳における2016年10月7日~8日噴火とその噴出物,JpGU-AGU Joint Meeting,SVX47-11,2017.
• 5) 国土交通省,白川水系における河川管理体制の強化,http://www.qsr.mlit.go.jp/sitefiles/file/bousai170622s0101.pdf,2017.

タイトルに関連する用語 (7件)： 熊本地震 ,  擬似 ,  海面上昇 ,  白川 ,  河口干潟 ,  地形 ,  長期予測