特許
J-GLOBAL ID:201803008987086714
耐溶着チッピング性と耐剥離性にすぐれた表面被覆切削工具
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
影山 秀一
, 倉地 保幸
, 山田 靖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-156161
公開番号(公開出願番号):特開2018-024038
出願日: 2016年08月09日
公開日(公表日): 2018年02月15日
要約:
【課題】二相ステンレス鋼等の難削材の断続切削加工において、硬質被覆層がすぐれた耐溶着チッピング性、耐剥離性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】工具基体表面に、少なくとも窒素と炭素を含むTi化合物層が形成されている表面被覆切削工具であって、切れ刃近傍の工具基体表面から垂直方向に測定した場合、工具基体表面からTi化合物層側へ0.20μm以内の範囲において、工具基体からの距離が離れるにしたがい、Ti化合物層中の窒素濃度が漸次増加するとともに、窒素濃度の平均濃度勾配が20原子%/μm以上300原子%/μm以下であり、また、切れ刃近傍のTi化合物層中の平均窒素濃度は、逃げ面の切れ刃から離れた位置におけるTi化合物層中の平均窒素濃度より3原子%以上低い表面被覆切削工具。 【選択図】 図1
請求項(抜粋):
WC基超硬合金またはTiCN基サーメットからなる工具基体の表面に硬質被覆層が形成されている表面被覆切削工具であって、
(a)工具基体表面には、少なくとも窒素と炭素を含むTi化合物層が形成され、
(b)前記工具基体の切れ刃近傍において、工具基体表面から垂直方向に前記Ti化合物層中の窒素濃度を測定した場合、工具基体表面からTi化合物層側へ0.20μm以内の範囲において、工具基体からの距離が離れるにしたがい、前記Ti化合物層中の窒素濃度が漸次増加しており、窒素濃度の平均濃度勾配が、20原子%/μm以上300原子%/μm以下であり、
(c)切れ刃近傍において工具基体表面直上に形成されているTi化合物層中の平均窒素濃度は、逃げ面の切れ刃から離れた位置において工具基体表面直上に形成されているTi化合物層中の平均窒素濃度より3原子%以上低いことを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (18件):
3C046FF03
, 3C046FF05
, 3C046FF10
, 3C046FF13
, 3C046FF16
, 4K030AA03
, 4K030AA10
, 4K030AA17
, 4K030AA18
, 4K030AA24
, 4K030BA18
, 4K030BA41
, 4K030BA43
, 4K030BB12
, 4K030CA03
, 4K030CA17
, 4K030FA10
, 4K030LA22
引用特許:
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