特許
J-GLOBAL ID:201803010851854313

リピドミクス調査のための完全溶解を可能とする脂質スクリーニングプラットフォーム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山本 秀策 ,  森下 夏樹
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-541335
公開番号(公開出願番号):特表2018-509608
出願日: 2016年02月05日
公開日(公表日): 2018年04月05日
要約:
マトリクスの既知の脂質分子が、脂質クラスに群化され、脂質クラスはさらに、同重体干渉に基づいて、通過群および移動度分離群に群化される。分離システムが、既知の脂質分子をマトリクスサンプルから分離し、イオン源が、マトリクスサンプルをイオン化する。2回の注入が、行われる。第1の注入では、DMSデバイスが、受動モードにされ、第2の注入では、DMSデバイスは、同重体干渉を解消するために使用される。タンデム質量分析器は、第1の注入について通過群のMRMスキャンおよび第2の注入について移動度分離群のMRMスキャンを行う。プロセッサが、第1および第2の注入について得られたMRM強度値と、マトリクスの既知の脂質分子の既知の標準に関するMRM強度および濃度値とを比較することによって、マトリクスサンプル中の各脂質分子を定量化する。
請求項(抜粋):
標的多重反応監視(MRM)取得実験の間に示差移動度スペクトロメトリー(DMS)デバイスを使用してマトリクスサンプルの脂質を定量化するためのシステムであって、前記システムは、 マトリクスサンプルの第1の注入および第2の注入を連続して受容し、前記マトリクスの既知の脂質分子を前記第1の注入および前記第2の注入から経時的に分離するように構成された、分離デバイスであって、前記実験の前に、前記マトリクスの前記既知の脂質分子が脂質クラスに群化されており、前記脂質クラスはさらに、他の脂質分子との同重体干渉を生成することが既知の脂質分子を伴う脂質クラスを含む通過群と、同重体干渉を生成することが既知の脂質分子を伴う脂質クラスを含む移動度分離群とに群化されている、分離デバイスと、 前記第1の注入および前記第2の注入について分離された脂質分子を前記分離デバイスから受容し、前記第1の注入および前記第2の注入について前記分離された脂質分子をイオン化するように構成された、イオン源と、 前記第1の注入について前記分離された脂質分子のイオンの第1のビームを受容し、イオン移動度分離を伴わずに前記第1のビームを通過させ、前記第2の注入について前記分離された脂質分子のイオンの第2のビームを受容し、前記移動度分離群の脂質クラス毎に実験的に事前に決定された補償電圧(CoV)値に従って前記第2のビームを連続的に移動度分離するように構成された、DMSデバイスと、 第1の複数のサイクルについて前記第1のイオンビームを前記DMSデバイスから受容し、前記通過群の各脂質クラスの脂質分子毎に少なくとも1つのMRM遷移に関するMRMスキャンを行い、前記第1の複数のサイクルについて各MRMスキャンの第1の強度値のセットを記憶し、第2の複数のサイクルについて前記第2の移動度分離されたイオンビームを前記DMSデバイスから受容し、前記移動度分離群の各脂質クラスの脂質分子毎に少なくとも1つのMRM遷移に関するMRMスキャンを行い、前記第2の複数のサイクルについて各MRMスキャンの第2の強度値のセットを記憶するように構成された、タンデム質量分析計であって、各脂質分子の各MRM遷移が実験的に事前に決定されている、タンデム質量分析計と、 前記質量分析計および前記DMSデバイスと通信し、前記第1の強度値のセットおよび前記第2の強度値のセットを受信し、前記マトリクスの前記既知の脂質分子の既知の標準に関するMRM強度および濃度値を受信し、前記第1の強度値のセットおよび前記第2の強度値のセットと、前記マトリクスの前記既知の脂質分子の前記既知の標準に関する前記MRM強度および濃度値とを比較することによって、前記マトリクスサンプル中の各脂質分子を定量化するように構成された、プロセッサと、 を備える、システム。
IPC (2件):
G01N 27/62 ,  H01J 49/42
FI (4件):
G01N27/62 V ,  G01N27/62 X ,  G01N27/62 102 ,  H01J49/42
Fターム (10件):
2G041CA01 ,  2G041CA02 ,  2G041EA04 ,  2G041FA10 ,  2G041GA09 ,  2G041HA01 ,  2G041HA03 ,  2G041KA01 ,  2G041LA08 ,  5C038JJ11
引用特許:
審査官引用 (7件)
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引用文献:
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