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J-GLOBAL ID:201902222919725308   整理番号:19A1744179

山梨県南アルプス市築山における糸魚川-静岡構造線断層帯南部区間の平均変位速度

Slip Rate of the Southern Part of the Itoigawa-Shizuoka Tectonic Line Fault Zone at Tsukuyama, Minami-Alps City, Yamanashi Prefecture, Central Japan
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資料名:
巻: 128  号:ページ: 453-464(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: G0643A  ISSN: 0022-135X  CODEN: CGZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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糸魚川-静岡構造線(ISTL)断層帯は,日本における最も長く最も活動的な断層帯の1つであり,小谷村から早川町まで約158kmに亘り伸びている。ISTL断層帯の南部は,約48kmの長さの東向きの逆断層帯であり,M7以上の地震を引き起こす可能性がある。ISTL断層帯の南部での地震リスクをより良く理解するためには,断層の運動時期及び地震時の変位量推定と共に,滑り速度を推定する必要がある。山梨県南アルプス市築山地区の中位段丘面についての地形調査とテフラ解析を行い,長期すべり速度を推定した。得られたデータに基づいて,段丘-表層堆積物は少なくとも~40m厚で,~100ka年代の御岳第一テフラ(On-Pm1)によって直接被覆されていることがわかった。したがって,次のように推論される。1)築山地区の中位段丘は,海洋酸素同位体ステージ(MIS)5dの間に発達した堆積段丘面の1つである。2)段丘表面の下刻は,MIS(~100~110ka)5dから5cへの遷移期間中に始まった。3)ISTL断層帯南部の垂直すべり速度は,鉛直変位が~100m以上と推定されるので,少なくとも0.9~1.0mm/年である。(翻訳著者抄録)
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地質構造・テクトニクス 
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