抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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炭素繊維ケーブルの耐久性試験において,約14年半,定着性能を保持していた定着用膨張材(HEM)の状態を調査した。中性化深さ,水和状態,細孔径分布等の確認や水和組織の観察等を行い,得られた結果と定着性能を支配する膨張圧との関係に着目し,既報の結果と照合しながら材料面での長期耐久性に関する解析を行い,定着性能を維持できる状態であったことは,既に報告済みである。今回は,HEM硬化体の状態に着目してデータ解析を行い,1)HEMの水和率が94%程度であったこと,2)生石灰が2%程度残存し,今後も定着性能を維持できる可能性があること,3)HEM硬化体は自らが発する膨張力で高い圧力に曝されており,通常とは異なる水和挙動が生じている可能性があること等,興味深い知見を得た。(著者抄録)