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J-GLOBAL ID：201902230065842192   整理番号：19A0544087

繰返しせん断変形が積層ゴム支承のAE特性に与える影響

INFLUENCE OF CYCLIC SHEAR DEFORMATION ON AE CHARACTERISTICS OF LAMINATED RUBBER BEARING

著者 (4件)： 田中陽裕 (立命館大学大学院 理工学研究科) ,  川崎佑磨 (立命館大学 理工学部都市システム工学科) ,  植田健介 (ゴム支承協会 技術委員会) ,  伊津野和行 (立命館大学 都市システム工学科)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 74  号： 4  ページ： I_481-I_489(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1995年の兵庫県南部地震以降,ゴム支承の採用事例が増えた.しかし,それから20年以上経過した近年,ゴム支承の経年劣化の顕在化や大地震によるゴム支承の破断が報告されている.しかし,現在までにゴム支承の損傷度を評価できる手法は明確にされていない.著者らは,非破壊試験法の一つであるAcoustic Emission(AE)法を用いて,損傷したゴム支承の損傷評価に取り組んできた.その既往の研究成果から,せん断載荷を受けたゴム支承に対してAE計測を行い,特徴的なAE現象が確認された.しかし,せん断試験前にAE計測を実施しておらず,それらのAE現象がせん断載荷に伴う損傷によるものか確認していなかった.本稿では,せん断試験前後で繰返し圧縮載荷試験を行いAEモニタリングを実施した.その結果,せん断試験前と後で異なるAE特性が確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *支点 ,  AE検査 ,  *橋梁支承 ,  *積層ゴム ,  性能評価 ,  剪断 ,  載荷試験 ,  劣化 ,  *積層ゴム支承 ,  損傷評価
準シソーラス用語： 経年劣化 ,  損傷度評価

著者キーワード (4件)： acoustic emission ,  AE parameter ,  laminated rubber bearing ,  shear deformation

分類 (2件)： 構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M) ,  用途・機能・工法面から見た建設材料  (RA06050K)

引用文献 (9件)：

• 林訓裕,足立幸郎,甲元克明,八ツ元仁,五十嵐晃,党紀,東出知大:経年劣化した鉛プラグ入り積層ゴム支承の残存性能に関する実験的検証,土木学会論文集A1,Vol. 70,No. 4,pp. 1032-1042,2014.
• 髙野真,岡田太賀雄,大住道生:地震により残留変形が生じたゴム支承の残存性能に関する研究,第20回性能に基づく耐震設計に関するシンポジウム,講演論文集,pp. 171-176,2017.
• 日経BP社:積層ゴム支承の破断,再び(追跡 熊本地震 橋はまた壊れる: 明らかになる被災メカニズム,突き付けられた課題),NIKKEI CONSTRUCTION,2016.
• 川崎佑磨,寺村直人,伊津野和行,岡田慎哉:AE法による積層ゴム支承の損傷評価に関する実験的研究,土木学会論文集A1(構造・地震工学),Vol. 71,No. 2,pp. 244-254,2015.
• 寺村直人,川崎佑磨,伊津野和行:AE法を用いた免震ゴム支承のヘルスモニタリングに関する基礎的研究,日本地震工学論文集,第15巻,第7号(特集号),pp. 335-341,2015.

タイトルに関連する用語 (3件)： 繰返しせん断 ,  積層ゴム支承 ,  AE