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J-GLOBAL ID:201902232555568587   整理番号:19A1240972

宮崎在来野菜「佐土原」ナスの美味しさにおける園芸利用学的及び食品・栄養学的食味評価の試み

Attempt on evaluation of good taste in “Sadowara” eggplant of Miyazaki origin Vegetable by using horticultural utilization and foody and nutritional methods
著者 (8件):
資料名:
巻: 49A  ページ: 41-48  発行年: 2019年04月01日 
JST資料番号: F0176C  ISSN: 1348-639X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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宮崎県在来野菜「佐土原」ナスの復活と地域の振興を目的に,「佐土原」ナスと他の市販されている長ナス系の5品種を用いて,官能試験,ポリフェノール含量,焼きナスの糖度測定及びその物性測定を行い,「佐土原」ナスの美味しさの総合評価を行った.1)糖度調査:「佐土原」ナスは供試した6種類のナスの中で2番目に低い糖度を示した.2)官能試験:「生食」では,「佐土原」ナスは苦味が強く美味しく感じなかった.「浅漬け」では,水分が少なく,歯応えも無かったので漬物には向いていないことが分かった.「焼きナス」では,甘味が生食より少し上がって,苦味と酸味が少し減った.また,それに加えて水分が大きく上がり,特に歯ごたえの指標である硬さが大きく下がったため,全体的に美味しくて食べやすく感じられた.一方の「揚げナス」では,甘味と歯応えがあって,酸味と苦味が落ちて6種類のナスの中で最も美味しかった.3)生のナスの表皮中のポリフェノール含量を測定した結果,対照区の‘千両2号’部位ごとに比べて試験区の「佐土原」ナスにおいては部位ごとの明白な差異は認められなかった.4)焼きナスの糖度測定結果,両区において上部(首部)よりも下部(尻部)のほうが高い値となったが,対照区と試験区とを比較した場合,両区間に差異は認められなかった.5)歪率90%時の各部位ごとの対照区と試験区を比較すると,「佐土原」ナスの数値は約半分程度であり,歯応えや口触りとして評価される『とろけるような柔らかさ』であることが示された.(著者抄録)
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分類 (1件):
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野菜とその加工品 

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