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J-GLOBAL ID：201902233681751540   整理番号：19A0224077

高速でき裂を治癒するファインセラミックス-治癒活用相3Dネットワークの設計-

著者 (6件)： 長田俊郎 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  三留正則 (物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点) ,  原徹 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  阿部太一 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  中尾航 (横浜国大) ,  大村孝仁 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点)
資料名： Fine Ceramics Report  (Fine Ceramics Report)
巻： 37  号： 1  ページ： 16-21  発行年： 2019年01月20日 
JST資料番号： L0506A  ISSN： 0911-5269  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・自己治癒セラミックにおける治癒速度の高速化手法として,治癒活性相の3次元ネットワークという新しい設計手法を提案し,6万倍の速さで亀裂を感知可能なセラミックの開発に成功。
・本稿では,自己治癒機構の解明,修復期・改変期を高度化する「治癒活性相M_xO_y」の探索,亀裂治癒の高速化が創るイノベーションについて解説。
・最新の分析技術を活用することで粒子分散型Al₂O₃/SiC複合材料においても,人の骨の治癒における炎症・修復・改変期に類似した素過程の存在が明らかになり,自己治癒機構およびAl₂O₃と治癒活性相の役割について解説。
・治癒活性相3Dネットワーク設計手法により開発したMnO添加材の亀裂治癒挙動を紹介。

シソーラス用語： セラミック ,  複合材料 ,  *材料設計 ,  ガスタービン ,  機能材料 ,  バイオテクノロジー ,  回復 ,  金属酸化物 ,  酸化マンガン ,  アルミナ ,  二酸化ケイ素 ,  ネットワーク構造 ,  反応機構 ,  ガラス転移点 ,  融点
準シソーラス用語： *セラミック基複合材料 ,  材料開発 ,  *自己治癒材料 ,  バイオミメティクス ,  亀裂治癒 ,  治癒活性相 ,  3次元ネットワーク ,  治癒速度

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (8件)：

• T. Osada, K. Kamoda, M. Mitome, T. Hara, T. Abe, Y. Tamagawa, W. Nakao and T. Ohmura : Sci. Rep., 7, p17853-1 (2017)
• W. Nakao, T. Osada : FC Reports, 32(3), p97-101 (2014)
• M. C. Chu, S. Sato, Y. Kobayashi and K. Ando : Damage healing and strengthening behavior in intelligent mullite/SiC ceramics, Fatigue Fract. Engng. Mater. Struct., 18, p1019-1029 (1995)
• T. Osada, W. Nakao, K. Takahashi and K. Ando : Self-crack-healing behavior in ceramic matrix composites, Advances in Ceramic Matrix Composites, p410-441 (2014)
• T. Osada, W. Nakao, K. Takahashi and K. Ando : Kinetics of self-crack-healing of alumina/Silicon carbide composite including oxygen partial pressure effect, J. Am. Cer. Soc., 92, p864-869 (2009)

タイトルに関連する用語 (6件)： き裂 ,  治癒 ,  ファインセラミックス ,  活用 ,  3D ,  設計