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J-GLOBAL ID：201902235053439502   整理番号：19A2226110

「金属積層造形技術の最新動向」積層造形の組織,機械的性質及び造形性に及ぼすTi-6Al-4V合金粉末へのTiCヘテロ凝固核粒子添加の影響

Effects of TiC Heterogeneous Nucleation Site Particles Addition to Ti-6Al-4V Alloy Powder on Mirostructure, Mechanical Properties and Productivity of Additive Manufacturing

著者 (9件)： 渡辺義見 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  佐藤雅史 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  知場三周 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  佐藤尚 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  佐藤直子 (産業技術総合研) ,  中野禅 (産業技術総合研) ,  鈴木進補 (早稲田大 基幹理工) ,  鈴木進補 (早稲田大) ,  鈴木進補 (早稲田大 各務記念材料技研)
資料名： 鋳造工学  (Journal of Japan Foundry Engineering Society)
巻： 91  号： 9  ページ： 634-640  発行年： 2019年09月25日 
JST資料番号： G0096A  ISSN： 1342-0429  CODEN： CHKOFY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 粉末床溶融法は従来の製造法に比べて多くの利点があるが,副産物として,積層方向に平行に配向した集合組織を持つエピタキシャル堆積物を生成する。この欠点は,ヘテロ凝固核粒子による不均一凝固中に,等軸および微細粒構造が促進されるため,金属粉末中にヘテロ凝固核粒子を添加することにより克服できる可能性がある。本研究では,選択的にレーザ溶融したTi-6Al-4V試料の造形性と,微細構造に及ぼすTiCヘテロ凝固核粒子の影響を調査した。TiC粒子はTiCヘテロ凝固核粒子として作用するため,TiC粒子を添加するとTi-6Al-4V試料中の一次β相の粒径が減少することが分かった。また,TiC粒子を添加することで,Ti-6Al-4V試料の密度を高められることが分かった。TiCヘテロ凝固核粒子の添加は,粉末床溶融法によって形成された積層造形製品の造形性,微細構造,機械的特性を高めるための重要な技術の1つであると結論づけることができた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *付加製造 ,  エピタクシー ,  配向 ,  集合組織 ,  不均一性 ,  核形成 ,  凝固 ,  *Ti-6Al-4V合金 ,  炭化チタン ,  添加物効果 ,  成形性 ,  レーザ融解 ,  β相 ,  結晶粒微細化 ,  微細構造 ,  *機械的性質 ,  *金属組織 ,  押込硬さ ,  密度
準シソーラス用語： エピタキシャル成長 ,  一軸性配向 ,  不均一核形成 ,  粉末床溶融結合

分類 (2件)： 肉盛  (WC07060N) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (21件)：

• 岡根利光 : まてりあ 56 (2017) 244
• 京極秀樹 : まてりあ 57 (2018) 140
• 萩原幸司, 石本卓也, 中野貴由 : まてりあ 57 (2018) 145
• 三輪謙治 : 軽金属 52 (2002) 611
• 神尾彰彦 : 鋳造工学 68 (1996) 1075

タイトルに関連する用語 (12件)： 金属積層造形 ,  最新動向 ,  積層造形 ,  組織 ,  機械的性質 ,  造形 ,  Ti-6Al-4V合金 ,  粉末 ,  TiC ,  テロ ,  凝固 ,  核