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J-GLOBAL ID:201902244885656461   整理番号:19A2886285

太平洋とその周辺海域における南北トランセクト航海中に採取した海洋エアロゾルの個々の粒子分析

Individual particle analysis of marine aerosols collected during the North-South transect cruise in the Pacific Ocean and its marginal seas
著者 (9件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 513-524  発行年: 2019年12月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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海塩粒子は海洋境界層(MBL)における主要なエアロゾル成分であり,人為的,火山性,生物起源の酸性物質によって化学的に改質される。これらの酸性物質が海塩粒子と反応すると,それらはMBLから容易に除去される。この除去プロセスはMBLにおける雲凝縮核の濃度に影響する。本研究では,個々の粒子分析に基づき,太平洋とその周辺海域で採取した海塩粒子の化学組成の違いを調べた。海塩粒子を改質した酸性物質の供給源も推定した。分析した粒子の約70%は新鮮な海塩粒子であった。しかし,グアム近くで収集された試料は,硫酸塩によって占められ,アジア大陸を起源とする汚染された気団によって影響された。アリューシャン列島周辺で収集されたエアロゾルは多数の硫酸塩と改質された海塩粒子を含んでいた。個々の粒子組成分析により,これらの海塩粒子は,海洋生物相とカムチャッカ半島からの火山ガスによる硫酸から生成されたメタンスルホン酸によって改質されたことを示した。硫酸塩と改質された海塩粒子の重力沈降速度を,測定した粒子サイズに基づいて計算した。結果は,酸性物質が海塩粒子と反応するならば,大気中のそれらの寿命は乾性沈降により短縮できることを示唆した。したがって,海洋上の雲による気候冷却効果を推定するために海塩粒子の除去効果を考慮する必要がある。Copyright 2019 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水圏・生物圏の地球化学  ,  雲と降水の微物理  ,  粒状物調査測定 

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