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J-GLOBAL ID：201902245511133105   整理番号：19A1167343

節電アドバイスおよび節電目標表示システムの開発と実装

Development and Implementation of Advisory System & Target Setting for Electricity Saving

著者 (4件)： 磐田朋子 (科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター) ,  野村昇 (高知大学理学部理学科数学コース) ,  田中加奈子 (科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター) ,  松橋隆治 (科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター)
資料名： エネルギー・資源学会論文誌(Web)  (Journal of Japan Society of Energy and Resources (Web))
巻： 38  号： 1  ページ： 10-19(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1583A  ISSN： 2433-0531  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低炭素社会に向けて住宅部門における電力消費を制御することは,これまでよりも重要である。著者らは,約230世帯が参加する実験分野である「i-cosmos」に関するアドバイスシステムの提供を開始した。アドバイスシステムは,社会心理学的アプローチに基づき,節電と良く反映された現実に役立つ。このシステムは,過去8週間の電力消費,気温およびダミー変数(0=平日,1=週末および休日)に基づく線形回帰モデルによって計算された各世帯における電力使用のための毎日の目標を提供する。さらに,グループ化した世帯目標も,心理尺度に基づいて社会的責任規範と自己有効感を刺激することを目的としてシステムにおいて示された。本研究の目的は,電力使用のためのアドバイスシステムと日常目標の有効性を試験することである。予備実験としてアドバイスシステムに毎日アクセスする7世帯における電力消費を,アクセスしない70世帯におけるそれと比較した。結果は,アドバイスシステムの効果が節約のための平均6~7%であることを示した。特に,グループ化した目標の効果は,個々の目標のそれより多かった。アンケート調査は社会的責任規範が特に節電行動に寄与していることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *省エネルギー ,  *電力消費 ,  *質問応答システム ,  支援プログラム ,  住宅 ,  家庭 ,  心理学 ,  多重回帰分析 ,  目標設定 ,  社会的責任 ,  消費者行動
準シソーラス用語： *アドバイスシステム ,  グループ化 ,  社会心理学 ,  世帯 ,  *節電

分類 (2件)： エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B) ,  家庭電器  (NA06000D)

引用文献 (13件)：

• 1)経済産業省 スマートメーター制度検討会; 第15回配布資料3(スマートメーターの導入促進に伴う課題と対応について), (2014)
• 2)経済産業省; 次世代エネルギー・社会システム実証マスタープラン, (2010)
• 3)広瀬幸雄;環境配慮行動の規定因について, 社会心理学研究, 10(1), (1994), 44-55
• 4)小松秀徳, 西尾健一郎, 向井登志広, 篠原靖志; 電力消費量データを活用した省エネルギーアドバイスレポートの自動作成システム, 電気学会論文誌C, 134,9, (2014), 1394-1405
• 5)小松秀徳, 西尾健一郎; スマートメータデータ分解情報の活用-分析技術の動向調査と需要分析の予備的検証-, 電力中央研究所報告, Y14003, (2014)

タイトルに関連する用語 (6件)： 節電 ,  アドバイス ,  目標 ,  表示システム ,  開発 ,  実装