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J-GLOBAL ID：201902248576375373   整理番号：19A1703903

ガス注入管を用いた人工蒸散流を組み込んだ光エネルギーによる海水脱塩

Seawater Desalination with Light Energy Incorporating Artificial Transpiration Stream Using Gas Injection Tube

著者 (5件)： Fujiwara Masahiro (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (RICPT, Tohoku Center)) ,  Tomita Kisho (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (RICPT, Tohoku Center)) ,  Tomita Kisho (Tohoku Gakuin University) ,  Kikuchi Masaki (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (RICPT, Tohoku Center)) ,  Kikuchi Masaki (Tohoku Gakuin University)
資料名： Bulletin of the Chemical Society of Japan (Web)  (Bulletin of the Chemical Society of Japan (Web))
巻： 92  号： 6  ページ： 1024-1031(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U1703A  ISSN： 1348-0634  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 蒸散は植物の葉気孔から水を蒸発させる機能であり,植物が木部を通して根からそれらの葉まで地下水を取り込むことを可能にする。この水フラックス機能は蒸散流と呼ばれる。本論文では,単一エネルギー源として太陽光を用いた海水脱塩への蒸散流の概念の適用を示した。本方法は,ガラスガス注入管を用いた植物の簡単な模倣を利用し,そこでは,その内部チャネル,多孔質ガラス部分および多孔質部分の小細孔が,それぞれ植物の木部,葉および気孔に匹敵している。可視光を吸収する染料(メチレンブルー)の水溶液を可視光照射下で多孔質部分から蒸発させ,染料溶液の上方ポンピングをチャネル内で観察した。ガラスガス注入管の多孔質部分を非水溶性染料としてのソルベントブラック5で修飾したとき,管内の水の蒸発と上方ポンピングを観察した。人工海水から回収した蒸発水を,首尾よく脱塩できた。蒸散流の機構を用いて,海水の脱塩と自動供給を太陽光のみを用いて達成した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *淡水化 ,  *蒸散 ,  太陽エネルギー ,  海水 ,  ガラス管 ,  模倣 ,  染料 ,  表面改質 ,  *太陽熱脱塩 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族アミン ,  スルホニウム ,  硫黄複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： 生体模倣

著者キーワード (3件)： 海水脱塩 ,  太陽エネルギー ,  蒸散流

分類 (2件)： 用水の化学的処理  (SC02040E) ,  蒸留,蒸発  (XD02010F)

物質索引 (2件)： メチレンブルー ,  ソルベントブラック5

引用文献 (26件)：

• 1) C. Li, Y. Goswami, E. Stefanakos, Renewable Sustainable Energy Rev. 2013, 19, 136.
• 2) M. Shatat, M. Worall, S. Riffat, Sustainable Cities Soc. 2013, 9, 67.
• 3) M. Khayet, Desalination 2013, 308, 89.
• 4) A. A. El-Sebaii, E. El-Bialy, Renewable Sustainable Energy Rev. 2015, 49, 1198.
• 5) M. Fujiwara, T. Imura, ACS Nano 2015, 9, 5705.

タイトルに関連する用語 (4件)： 注入管 ,  人工 ,  光エネルギー ,  海水脱塩