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J-GLOBAL ID:201902262661816567   整理番号:19A1174959

常時微動計測による低層住宅の1次固有振動数低下率の変形依存性評価 在来木造,軽量鉄骨造および伝統木造について

EVALUATION OF DEFORMATION DEPENDENCY OF PRIMARY NATURAL FREQUENCY DECREASE RATE OF LOW-RISE HOUSES BY MICROTREMOR MEASUREMENT On Japanese conventional wooden, light-gauge steel, and traditional wooden structure
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資料名:
巻: 84  号: 757  ページ: 343-350(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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住宅に被害を及ぼす可能性のある地震事象において,様々な機関が,住宅の被害レベルに関する緊急危険度判定のような調査を異なる目的で実施している。これらの調査は,いずれも目的と基準において異なるが,住宅と居住者の生活の復旧と再建に不可欠であり,正確で安定な調査結果が必要である。しかしながら,目視に基づく調査においては,実行者による判定の変動とバイアスを避けることは不可能である。さらに,多くの住宅が被害を受けた場合,迅速に対応するためには調査時間を短縮することが不可欠である。一方,近年の技術革新により,微動測定に適用できる加速度センサが開発されている。主な改良点は,高分解能化とノイズ低減による低周波域の精度の向上,軽量化と超小型化による低負荷化,設置と計測の簡素化,測定システムのコストダウンである。これらの背景をレビューし,本論文においては,日本の従来の木構造および軽量鉄骨造に対する微動計測による低層住宅の災害評価を目的とした,振動台試験の一次固有振動数低下率fm/f0(ただし,f0:初期一次固有振動数,fm:加振(地震)後の一次固有振動数)を新たに構築した。そして,従来の木造構造に関連する過去の評価式と比較検討することにより,以下の知見を得た。本論文では,在来木造,軽量鉄骨造,伝統的木造構造の各振動台試験を行い,構造種別にかかわらず,(fm/f0)2が0.5のときのγmaxである係数γ0.5m,を用いて,一次固有振動数減少率の変形依存性評価式を統一することができた。一次固有振動数の減少率の最大変形角に対する低下勾配に関連する係数αは,家屋の継続的利用可能性の判定基準である微小変形から変形角1/50radまでの一次固有振動数減少率評価式の精度を改善することを可能にする。しかし,ここで得られた知見は,特定の実験結果に基づいており,今後,実際の振動台実験の結果を参照して,評価式の妥当性を検証する必要がある。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (12件):
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建築物の耐震,免震,制震,防振  ,  構造動力学 
引用文献 (15件):
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