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J-GLOBAL ID:201902280563322864   整理番号:19A0162930

地下鉄構内空気中粒子状物質の特性調査

Investigation of the Characteristics of Particulate Matter Suspended in Subway Station Platform
著者 (8件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 28-33  発行年: 2019年01月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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可能な限り多数の測定装置を同時に利用することで,閉鎖的環境の代表例である地下鉄構内の空気中粒子状物質の詳細な特性調査を行った。総粒子個数濃度はCPC,ナノ粒子側粒径分布はSMPS,ミクロン粒子側粒径分布はAPS,ミクロン粒子側粒子個数濃度はOPC,粒子状物質の帯電状態は自作の帯電粒子測定装置K-MACS,PM2.5濃度はポータブルPM2.5濃度計,粒径別の個別粒子の元素組成はSEM/EDX,フィルター採取された粒子の元素組成はEDXRFにより測定された。地下鉄構内におけるPM2.5質量濃度は,列車の到着本数が過密になる7-8時台を過ぎた時間帯にピークを示した後徐々に減少し,午後になると約50-120μg/m3の範囲でほぼ定常的な上昇と減少を繰り返した。地下鉄構内のPM2.5質量濃度は,屋外と比較して約2-5倍であった。地下鉄構内においては,屋外大気と比較して粒径0.5μm以上の比較的粗大側の粒子が高濃度となった。地下鉄構内のFe,Ti,Cr,Mn,Ni,Cu,Znなどの金属類は,屋外観測地点の数十から数百倍の高濃度であった。一方で,Sの濃度は地下鉄構内と屋外観測地点で大きな違いは見られなかった。0.5-1.0μmの粒径範囲においては,地下鉄構内の粒子の約70%以上は帯電していた。地下鉄構内における粒子状物質濃度は屋外と比較して高く,かつ地下鉄構内ではFeを含んだ粒子が多いことは,過去の研究例と同様の傾向であった。このことに加えて,本研究では複数の測定装置により,粒径による元素組成の違いや,粒子の帯電状態などといった,地下鉄構内空気中粒子の詳細な特性を把握することができた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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粒状物調査測定  ,  鉄道輸送・サービス一般 
引用文献 (17件):
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