文献

J-GLOBAL ID：201902282182617284   整理番号：19A2895882

都心部における公共空間としてのストリートの役割とその実態に関する研究 横浜市日本大通りにおける都市政策上での位置づけ・空間利用実態・利用者意向に着目して

A Study of the Roles and Actual Situation of Streets as Public Space in an Urban Central District Focusing on the Significance in the Urban Policy, Spatial Usage and User’s Perception of Nihon-Odori Street , Yokohama City

著者 (3件)： 高橋亮 (横浜国立大学大学院) ,  野原卓 (横浜国立大学大学院) ,  三浦詩乃 (横浜国立大学大学院)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 54  号： 3  ページ： 967-974(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,(1)公共空間としてのストリートの機能及び都市政策上の位置付け,(2)ストリート空間の利用実態,(3)運用状況に対する利用者意向を明らかにすることにより,都心部における公共空間としてのストリートの役割とその実態を明らかにした。対象地は,国内の代表的近代街路の1つである横浜市の日本大通りであり,70年代の都市デザイン政策以降,都心の「緑の軸線」の一部として位置付けられてきたストリートである。2000年代再整備の計画主体への聞き取り,利用者に対する観察調査およびアンケート調査等を実施し,日本大通りの機能は複数回の再整備を経て,歩行者活動に考慮して更新されてきたことを示した。また,利用者はイベントによるにぎわいだけでなく,地域によりマネジメントされた景観と緑陰による日常の快適性を評価していると明らかになった。これらを総括し,国内ストリートの再整備プロセスにおいては,こうした快適性にも配慮した包括的デザイン実施を重視すべきという結論を導いた。(著者抄録)

シソーラス用語： *都心 ,  *空間 ,  *都市デザイン ,  *歩行者 ,  *道路空間 ,  性質 ,  *コミュニケーション ,  行動 ,  都市空間 ,  設計 ,  都市政策 ,  神奈川県 ,  横浜市 ,  空間デザイン ,  公共空間 ,  歩行者空間 ,  行事 ,  関連性 ,  エリアマネジメント
準シソーラス用語： イベント【催し】 ,  街路空間 ,  関係性 ,  社会活動 ,  地域マネジメント

著者キーワード (12件)： 街路 ,  ストリートマネジメント ,  公共空間 ,  アクティビティ ,  景観 ,  賑わい ,  Avenue ,  Street Management ,  Public Space ,  Activity ,  Landscape ,  Vibrancy

分類 (2件)： 都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D) ,  開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (11件)：

• 1) 出口敦,三浦詩乃,中野卓,野原卓[他](2019)『ストリート・デザイン・マネジメント』,学芸出版社
• 2) 野原卓(2018)「都市デザインとパブリックスペース活用」,2018年度日本建築学会大会(東北)戦略的パブリックスペース活用学[若手奨励]特別研究パネルディスカッション資料,pp.11-16
• 3) SD別冊(1992)「都市デザイン|横浜 その発想と展開」SD別冊,鹿島出版会,p42
• 4) 篠原修(1984)「日本の街並と近代街路設計」,土木学会誌No69-8,pp.2-15
• 5) 三浦詩乃,出口敦(2015)「旭川市平和通買物公園のマネジメントの変遷に関する研究」,日本建築学会計画系論文集(713),pp.1635

タイトルに関連する用語 (11件)： 都心 ,  公共空間 ,  ストリート ,  役割 ,  研究 ,  横浜 ,  日本 ,  都市政策 ,  空間利用 ,  利用者 ,  着目