特許
J-GLOBAL ID:201903000380684546

制振装置、制振装置を備えた車両及び制振装置の位相誤差推定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大西 雅直
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-113086
公開番号(公開出願番号):特開2019-215048
出願日: 2018年06月13日
公開日(公表日): 2019年12月19日
要約:
【課題】適応制御アルゴリズム内に記憶された逆伝達特性に対して強制位相シフト量を意図的に与えて不安定化させた時のベクトル再収束の挙動により、振動伝達特性の位相誤差を推定する。【解決手段】適応制御アルゴリズム内に記憶された逆伝達特性に対して強制位相シフト量を加算する強制位相シフト手段3aと、その際に、加振手段2を駆動する駆動指令信号の振幅及び位相に対応する振幅情報及び位相情報を有する指令ベクトルの大きさの変動量を算出する変動量算出手段3bと、指令ベクトルの大きさの変動量に対する振動伝達特性の位相誤差の変化を予め記憶した記憶手段3cと、変動量算出手段3bにより算出された指令ベクトルの大きさの変動量と、記憶手段3cに記憶された指令ベクトルの大きさの変動量に対する振動伝達特性の位相誤差の変化とに基づいて、振動伝達特性の位相誤差を推定する位相誤差推定手段3dとを備える。【選択図】図1
請求項(抜粋):
振動発生源で生じる振動と加振手段を通じて発生させる相殺振動とを制振すべき位置で相殺するにあたり、適応制御アルゴリズムを用いて前記振動発生源から前記制振すべき位置へ伝達した振動を相殺するために必要な疑似振動を算出し、算出した疑似振動に基づいて前記相殺振動を前記加振手段を通じて制振すべき位置に発生させ、発生した相殺振動と前記振動発生源から前記制振すべき位置へ伝達した振動との相殺誤差として残る振動を検出し、検出した相殺誤差として残る振動が小さくなるように前記適応制御アルゴリズムが働くものであり、前記加振手段から制振すべき位置まで伝達する振動の振幅及び位相を変化させる振動伝達特性の逆伝達特性が前記適応制御アルゴリズム内に予め記憶され、前記相殺振動が前記疑似振動に対して逆伝達特性を加味して算出される制振装置であって、 前記適応制御アルゴリズム内に記憶された逆伝達特性に対して強制位相シフト量を加算する強制位相シフト手段と、 前記強制位相シフト手段により強制位相シフト量を加算した際に、前記加振手段を駆動する駆動指令信号の振幅及び位相に対応する振幅情報及び位相情報を有する指令ベクトルの大きさの変動量を算出する変動量算出手段と、 指令ベクトルの大きさの変動量に対する振動伝達特性の位相誤差の変化を予め記憶した記憶手段とを備えることを特徴とする制振装置。
IPC (2件):
F16F 15/02 ,  G05B 13/02
FI (3件):
F16F15/02 B ,  F16F15/02 C ,  G05B13/02 C
Fターム (14件):
3J048AB11 ,  3J048AB15 ,  3J048AC08 ,  3J048AD03 ,  3J048BF13 ,  3J048CB12 ,  3J048CB19 ,  3J048EA36 ,  5H004GA09 ,  5H004GA14 ,  5H004GB12 ,  5H004HA12 ,  5H004HB12 ,  5H004KC55
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 制振装置及び車両
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-127636   出願人:シンフォニアテクノロジー株式会社
  • 制振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2010-211519   出願人:シンフォニアテクノロジー株式会社
  • 制振装置及び車両
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-127634   出願人:シンフォニアテクノロジー株式会社
審査官引用 (3件)
  • 制振装置及び車両
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-127636   出願人:シンフォニアテクノロジー株式会社
  • 制振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2010-211519   出願人:シンフォニアテクノロジー株式会社
  • 制振装置及び車両
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-127634   出願人:シンフォニアテクノロジー株式会社

前のページに戻る