特許
J-GLOBAL ID:201903003059082142

自然対流式空調のための床下空間構造およびこれを備えた建屋

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金丸 清隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-066433
公開番号(公開出願番号):特開2019-007332
出願日: 2018年03月30日
公開日(公表日): 2019年01月17日
要約:
【課題】 屋内において、温度差のある回帰暖気と冷涼な外気とを確保しつつ、前記回帰暖気と冷涼な外気とがお互いに引き合う作用を利用してしっかりと混合させて熱交換させることができることから、屋内において、動力に頼ることなく、自然に、かつ穏やかで温もりのある空気の対流を発生かつ持続させることができる、自然対流式空調を実現するための床下空間構造を提供する。【解決手段】 1階または複数階の居住域空間8を有する建屋9において、屋内において自然な空気の対流運動を発生させて居住域空間8を空調する床下空間構造1であって、基礎断熱した1階床面FS1の床下または基礎断熱した1階床面FS1の床下および1階の居住域空間8と2階の居住域空間8とを接続する階段81下の区域において区画されていて、空気混合空間2と、空気加温空間3と、空間連通手段4とを備える。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
1階または複数階の居住域空間を有する建屋において、屋外から屋内へ取り入れられた外気と、前記外気が温められて屋内を巡って回帰する回帰暖気との温度差を利用して、前記屋内において自然な空気の対流運動を発生させて前記居住域空間を空調する、基礎断熱した1階床面の床下の区域、または基礎断熱した1階床面の床下の区域ならびに1階の居住域空間および2階の居住域空間を接続する階段下の区域において区画された自然対流式空調のための床下空間構造であって、 前記外気と前記回帰暖気とを取り入れ、混合して熱交換させて混合空気を生じさせる空気混合空間と、 前記混合空気を加温して暖気を生じさせる空気加温空間と、 前記空気混合空間と前記空気加温空間とを連通して前記混合空気を流通させる空間連通手段と を備え、 前記空気混合空間は四方が壁部で囲まれており、 前記空気混合空間の天井には、前記回帰暖気を前記空気混合空間内へ取り入れる回帰暖気取り入れ手段が形成されており、 前記空気混合空間の内部には、断熱施工が施された外気取り入れ手段の、外気排出口が配置されており、 前記外気取り入れ手段は、前記建屋の外壁に形成された外気吸入口から延伸して、前記空気混合空間の四方を囲む壁部を構成する、後方壁部、前方壁部、左方壁部および右方壁部のうちの、前記空間連通手段が形成されている壁部とは異なる少なくともいずれかの壁部に貫設されており、 前記空気加温空間の内部には、熱源が配設されており、 前記空間連通手段は、前記後方壁部、前記前方壁部、前記左方壁部および前記右方壁部のうちの、前記外気取り入れ手段が貫設されている壁部とは異なる少なくともいずれかの壁部に形成されており、 かつ、 前記外気排出口は、前記1階床面より低い位置に配置されるとともに、前記空間連通手段と、前記回帰暖気取り入れ手段と、前記外気排出口とが、互いに近傍に位置することを特徴とする前記床下空間構造。
IPC (3件):
E04B 1/76 ,  F24F 7/10 ,  F24D 5/04
FI (3件):
E04B1/76 200C ,  F24F7/10 ,  F24D5/04 Z
Fターム (22件):
2E001DD01 ,  2E001DD03 ,  2E001DD14 ,  2E001DD15 ,  2E001FA04 ,  2E001FA07 ,  2E001FA11 ,  2E001FA12 ,  2E001FA14 ,  2E001FA21 ,  2E001FA24 ,  2E001FA34 ,  2E001NA07 ,  2E001ND01 ,  2E001ND02 ,  2E001ND08 ,  2E001ND11 ,  3L071AA02 ,  3L071AC01 ,  3L071AC02 ,  3L071AC04 ,  3L071AC05
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る