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J-GLOBAL ID：202002212950285840   整理番号：20A0514921

大量アンサンブル気候予測データを用いた大雨の時空間特性とその将来変化の分析

ANALYSIS OF SPATIOTEMPORAL CHARACTERISTICS OF HEAVY RAINFALL UNDER HISTORICAL AND WARMER CLIMATE CONDITIONS USING A LARGE-ENSEMBLE DATASET(d4PDF)

著者 (6件)： 星野剛 (北海道大学 大学院工学研究院) ,  山田朋人 (北海道大学 大学院工学研究院) ,  稲津將 (北海道大学 大学院理学研究院) ,  佐藤友徳 (北海道大学 大学院地球環境科学研究院) ,  川瀬宏明 (気象研究所 環境・応用気象研究部第三研究室) ,  杉本志織 (海洋研究開発機構 シームレス環境予測研究分野)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 5  ページ： I_13-I_18(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気候変動は大雨の激甚化,高頻度化のみならず,降雨の時空間特性の変化をも引き起こすことが懸念される.降雨の時空間特性の変化は洪水ピーク流量の増大や洪水被害の形態を変えうることから,将来の洪水外力に対する効果的な対策の実現のためにはその特徴がどのように変化するかを予測する必要がある.本研究ではアンサンブル気候予測データから得られる大雨の時空間分布を用い,従来の気候条件と温暖化進行後の気候条件での十勝川流域,常呂川流域における降雨の時空間特性を分析した.また,数十年の観測結果からだけでは評価が困難な台風がもたらす大雨の特性を定量的に評価し,温暖化進行後においても台風由来の大雨の相対的な危険性が高いことを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *アンサンブル予報 ,  気象データ ,  予測モデル ,  *豪雨 ,  *空間分布 ,  時系列分析 ,  *長期予測 ,  気候変動 ,  洪水 ,  流量分布 ,  北海道 ,  河川流域 ,  降雨量 ,  台風 ,  モデル
準シソーラス用語： 十勝川 ,  常呂川

著者キーワード (5件)： spatio-temporal characteristics of heavy rainfall ,  large-ensemble dataset ,  d4PDF ,  climate change ,  adaptation

分類 (1件)： 天気予報  (DC05020O)

引用文献 (11件)：

• 1) 国土交通省 国土技術政策総合研究所 気候変動適応研究本部 : 気候変動適応策に関する研究(中間報告), 国土技術政策総合研究所資料, No. 749, 2013.
• 2) 山田朋人ら : 北海道における気候変動に伴う洪水外力の変化, 河川技術論文集,第24巻, 2018.
• 3) S. Westra, H. J. Fowler, J. P. Evans, L. V. Alexander, P. Berg, F. Johnson, E. J. Kendon, G. Lenderink, and N. M. Roberts : Future changes to the intensity and frequency of short-duration extreme rainfall, Rev. Geophys., 52, 522-555, 2014.
• 4) J. J. Attema, J. M. Loriaux, and G. Lenderink : Extreme precipitation response to climate perturbations in an atmospheric mesoscale model, Environ. Res. Lett., 9(1), 014003, 2014.
• 5) 湧川勝己, 荒川英誠, 柳澤修, 岡部真人, 竹島雄介 : 河川におけるDAD特性を考慮したPMP(可能最大降水量)の算定に関する研究, 河川技術論文集, 第21巻, 2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： アンサンブル ,  気候予測 ,  大雨 ,  空間特性 ,  分析