文献

J-GLOBAL ID：202002213601728851   整理番号：20A1629227

トポロジカル近藤絶縁体の表面電子状態-研究の最近の発展-

著者 (3件)： 大坪嘉之 (大阪大 大学院生命機能研究科,理学研究科) ,  木村真一 (大阪大 大学院生命機能研究科,理学研究科) ,  伊賀文俊 (茨城大 大学院理工学研究科)
資料名： 固体物理  (Solid State Physics)
巻： 55  号： 7  ページ： 337-349  発行年： 2020年07月15日 
JST資料番号： F0158B  ISSN： 0454-4544  CODEN： KOTBA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・強相関とトポロジカル電子状態の絡んだ物質研究で注目を集めているトポロジカルKondo絶縁体(TKI)について,トポロジカル電子状態に関する最近の研究を紹介。
・TKIの構成要素であるトポロジカル絶縁体(TI)及びKondo絶縁体(KI)のこれまでの研究の経過及びこれらの特異な電子構造の形成機構について概説し,両者の共存相であるTKIにおいて予想される電子状態を示唆。
・TKI候補物質のバルク単結晶劈開面を用いたこれまでの表面電子状態の経緯と表面電子状態の研究に特有な困難さについて紹介。
・この問題を解決するために採用した超高真空環境下でのin-situ清浄化手法を説明。
・この手法を用いて得られたSmB₆の(111)及びYbB₁₂の(001)清浄表面における電子状態観測結果(主にARPESによる)を紹介し,決定される両者のトポロジカル秩序相について紹介。

シソーラス用語： *トポロジカル絶縁体 ,  絶縁体 ,  *電子状態 ,  結晶面 ,  *電子構造 ,  ホウ化物 ,  イッテルビウム化合物 ,  ARPES ,  *Kondo絶縁体 ,  ホウ化サマリウム ,  *表面電子状態 ,  劈開面
準シソーラス用語： ホウ化イッテルビウム ,  角度分解光電子分光法 ,  清浄化

分類 (1件)： 絶縁体結晶の電子構造  (BM02070Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： トポロジカル近藤絶縁体 ,  表面電子状態 ,  研究 ,  発展