抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年日本では,洪水や干ばつのような極端な気象事象が深刻化しており,重要な論点となっている。気候変動は極端な降雨イベントを増加させるので,山岳地帯の土砂生産も増加する。そこで本研究では,土砂生産を,東北地方全域を対象としたd4PDFマルチアンサンブルデータセットを用いて,RUSLEモデルによって計算した。d4PDFは数千年のアンサンブルを持つので,平均値だけでなく,極端な降雨イベントも解析において考慮されている。その結果,土砂生産は将来,特に4度増加シナリオで増加することが予想される。さらに,極端なイベントにおける依存性と呼ばれる,長期平均からの極端なイベントによる土砂生産速度は,将来も高くなると考えられる。(翻訳著者抄録)